こどもエコ住宅支援事業とは?
こどもエコ住宅支援事業とは、子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図ることを目的とした国土交通省の事業です。
新築編どんなリフォームが支援の対象?
① 開口部の断熱改修
既存住宅の断熱効率を上げるために、既存の窓のガラスを断熱性能の高いものへの交換や、既存の窓の内側に内窓の設置、既存の外窓の交換、既存のドアの交換が対象になっています。断熱性能のレベルや窓の大きさによって補助金額は変わります。
② 外壁、屋根・天井または床の断熱改修
既存住宅の断熱効率を上げるために、外壁や屋根・天井または床の改修が対象になっています。この改修には一定以上の断熱材を使うことが条件となっています。
断熱性能のレベルによって補助金額は変わります。
③ エコ住宅設備の設置
環境への負担を減らすゼロエネルギー住宅にするための設備の設置も対象になっています。
・太陽光利用システム
・高断熱浴槽
・高効率給湯器 は設置した住宅ごとの補助額が、
・節水型トイレ
・節湯水栓
・蓄電池
は設置した数ごとの補助額が支給されます。
④ 子育て対応改修
子育て世帯の家事負担の軽減のための設備の設置も対象になっています。
対象設備は下の通りです。
・ビルトイン食器洗機
・掃除しやすいレンジフード
・ビルトイン自動調理対応コンロ
・浴室乾燥機
・宅配ボックス
また、防犯性を上げるためや、生活騒音を抑えるのための窓やドアのリフォームや、生活騒音を抑えるのための開口部のリフォーム、既存の壁付キッチンを対面キッチンに変えるリフォームも対象になっています。
対面キッチンとは?⑤ 防災性向上改修
長く暮らせる家づくりのために、防災性を上げるための窓ガラスの交換や外窓の交換も対象になっています。
簡単な災害対策⑥ バリアフリー改修
長く暮らせる家づくりのために、バリアフリー改修も対象になっています。手すりの設置や、段差解消、廊下の幅などの拡張、衝撃緩和畳の設置が対象です。
この項目は工事箇所に関係なく、行った工事の種類の応じて補助額が変わります。
⑦ 空気清浄機・換気機能付きエアコンの設置
コロナウイルスの影響で重要視された換気やきれいな空気環境を整えるためにも、空気清浄機能や換気機能の付いたエアコンの設置も対象になっています。
掃除しやすいエアコン⑧ リフォームかし保険等への加入
リフォームかし保険とは、欠陥工事を防ぐためにリフォーム工事の検査やリフォーム後の保証をしてくれる保険のことです。
このような保険に加入することも補助金の対象になっています。
今後のスケジュール
- 事業者登録
- 各工務店やリフォーム事業者がこどもエコ住宅支援事業に登録できる期間は以下の通りです。 2023(令和5)年1月中旬~遅くとも2023(令和5)年11月30日(予定)
- 交付期間時期
-
交付申請は一定の工事が行われたことが確認できる時点で、新築住宅とリフォームでは申請時期が異なります。
新築の注文住宅・分譲住宅:補助額以上の工事の完了後
リフォーム工事:すべての工事の完了後
- 交付申請期間
-
補助金の申請期間は以下の通りです。
※交付申請の締め切りは予算の状況により変更される可能性があります。 2023(令和5)年3月下旬~遅くとも2023(令和5)年12月31日(予定)