今回お話を伺ったのは…
第三営業部 Mさん
普段は関西圏でホームセンターに関わるお仕事をしています。
紅中の中でも珍しいお仕事を担当していらっしゃるMさんのお仕事内容を中心に、インタビューさせていただきました!
VENICHU MAGAZINE編集部(以下、VM):普段の業務内容について詳しく教えてください。
Mさん:ホームセンターさんに関する営業活動をしておりまして、ホームセンターといえば、生活用品とかが思い浮かぶと思うんですが、私たちは建築資材をメインに扱ってるホームセンターさんに営業しています。扱ってる商品は、内装建材や外壁材、トイレの便座など多岐に渡ってます。
実際に行う業務の内容としては、商品提案や、そのホームセンターさんが新店を建てるときや改装を行うときに、売り場の陳列を行ったり、改装のお手伝いをしたりなどを行っています。他にも、メーカーさんの商品を提案したり、あとは紅中のグループ会社であるアラセの商品も提案を行ったりしています。
VM:店員の方ではなく自ら陳列されるのですか?
Mさん:そうです。店員の方ではなくて紅中が扱っている商品に関しては、私たちが全て売り場の方に行って商品を並べていくようなことをしてますね。
店員さんも手伝ってはくれるのですがメインは僕らが売ってる商品なので、そこは陳列しています。
VM:新店ができる際にはどういった作業をされるのでしょうか?
Mさん:まず決められた売り場の中で商品の手配を行って、実際現場に行って、その決められた売り場のところに決まった商品を入れていくというような、いわゆる作業ですね。重たい商品を持ったりとかもするので、夏場や冬場っていうのは、結構体力勝負なところがありますね。
VM:一番しんどい作業はどんな作業ですか?
Mさん:外壁材っていうのが、3~4mぐらいあって、重さも四、五十キロぐらいあるので、それを担いで、縦に並べたり、展示品も全て私たちで設置するので、結構高いところに登りますし、重たいものも上まで運ばなければいけないので、危険と隣り合わせかなっていうのは思いますね。
VM:今まで一番印象に残っている仕事を教えてください。
Mさん:ホームセンターでは、「決められた範囲の中で、レイアウトを考えていいよ」と言われているんです。決められた範囲内で私たちが販売している商品を一から「こういう風に売り場を作り上げていきたい」というのを作ることができるんです。
自分がレイアウトした売り場ができあがっていくところは達成感があるかなと思います。
VM:決められた範囲というのは店舗ごとに違うのでしょうか?
店舗ごとに違います。小さい店舗から大型店まであるので、その都度要求される範囲というのは変わってくるので、それに沿ってレイアウトを考えていくのは結構楽しいかなと思います。
VM:陳列のブースはどのような感じですか?
決まったメーカーの商品は紅中が扱っているので、その商品は紅中が売り場を作ります。メーカーの売り場を作る中で、紅中オリジナルのレイアウトを考えたりもしています。
オリジナルのレイアウトを考えるうえで、商品が入らないなどは絶対にしてはいけないので、そこは注意しています。何度も何度もシミュレーションを起こしたりして。きちんと商品が入るのかは自分一人で考えずに、同じチームの上司などに相談しながら作り上げています。
サイズ以外にも「見やすい売り場」というのを一番にイメージしながらレイアウトを作っています。
VM:今までで一番苦労したこと・大変だったことを教えてください。
Mさん:営業マンですから売り場だけを考えるのではなく、商品の提案もしていかなければいけないし、このご時世コストアップなどもあるので、値段の交渉であったりが自分の思っているように進まないところが一番苦労しているところですかね。
相手の求めていることと、紅中の求めていることがなかなか合致しないとところがあるかなと。
ホームセンターさんは価格にシビアなところがあるので、そこは慎重にいかなければ行けないというのが他の部署とは違うかなと思います。
VM:Mさんは以前住宅資材の営業も行っていたとのことですが、住宅会社への提案とホームセンターさんへの商品提案での違いはありますか?
Mさん:基本的に違いはないです。新商品があれば提案してという感じで。
また、ホームセンターでは職人さんが多く来るので、職人さんの作業効率を高めることができる商品を探して提案しています。基本の営業スタイルはほかの営業の方と変わりはないですが、その中でも売り場を作ったりするのは他の部署にはないかなと思います。
提案する方はホームセンターの中でもバイヤーと呼ばれる方で、店舗ごとに提案するということは基本的にないのですが、商品の問い合わせなどで店舗の方から連絡が来ることはあります。
他にも、ホームセンターにおいてあるカタログの中の部品1個に対する対応もしています。水道のホースやネジなどの小さい部品1つだけなど、店舗に在庫がない商品の問い合わせにも対応しています。
VM:ホームセンターってそこまで対応してくれるんですね!
そうなんです。私たちのチームが口をそろえて言っているのは「きめ細やかな対応・アフターフォロー」とか、「来た問い合わせはその日のうちに返す」というのをモットーにしています。例えば、「洗面化粧台の蛇口が壊れてしまった。蛇口のこの部品はあるか?」という問い合わせが来たら、メーカーさんに聞いたり、自分で調べたりなどして値段や納期を出すというような少しだけBtoCに近いような仕事もしています。
あとは、担当しているホームセンターさんが全国で100店舗ぐらいあるのですが、自分のオフィスから近い近畿二府四県に関しては店舗を回って、担当者へのヒアリングをして「売り場を変えたい」などの要望を聞いて改装などもしています。新店や改装などの大掛かりな作業もあるのですが、各店舗からの小さな要望にも応えるようにしています。
VM:やりがいを感じる瞬間を教えてください。
Mさん:先ほどBtoCに近いとは言ったんですが、私自身がホームセンターに来るお客さんと直接やり取りをすることはないので、きめ細かい対応とか、売り場を改装していく中で、各店舗の担当者さんから感謝の気持ちを伝えられた時はやっててよかったなというような達成感を感じます。
VM:ホームセンター事業としての今後の目標はありますか?
Mさん:ホームセンターの部署をもっと大きい部署にして、もっとホームセンターさんに良いサービスを提供していくことですね。「紅中じゃないとだめだよね」と言ってもらえるぐらいになりたいなと思っています。
今後の課題としては、全国のオフィスでも対応できるような体制づくりをしていくことですね。
全国100店舗程度を北は仙台から南は九州までの対応を関西のチームメンバー4人で行っているので、関西圏以外のフォロー体制を強化したいなと。紅中としては全国に拠点を持っていて全国をカバーしているので、ホームセンターの部署としても全国での対応力を上げていきたいと思っています。