設計担当が語る麻布プロジェクト
前回記事でご紹介した「麻布プロジェクト」についてもう一人のプロジェクトメンバーである設計担当のAさんにもお話を伺ってきました!
今回のインタビューのお相手は、、、
2019年入社 空間デザイン室 Aさん
VENICHU MAGAZINE編集部(以下、VM):麻布プロジェクトのメンバーに選ばれてどう思いましたか。
Aさん:営業担当の社員が参加する社内改装が初めてだったのでどうやって進めていけばいいのか、どうやって営業担当に任せたらいいのかは悩みました。 今までの社内改装では空間デザイン室が全てを考えて作っていくのが中心でしたが、今回は基本的に営業担当に内装の仕上げやオフィスの使い方も決めて頂いています。
VM:プロジェクトの中でAさんはどのようなことをしているのでしょうか。
Aさん:メンバーがこうしたいと挙げてくれた案を図面に起こしたりをしています。
普段は住宅の内装に関わらない仕事をしているメンバーもいるのでどのような商品があってどれを選んだらよいかをわからない部分があるため、「こういう感じにしたい」という相談を受けて、「じゃあこういう商品がありますよ」という提案をしていく形ですね。
VM:今回のプロジェクトメンバーは同世代の方が集まっていると思いますが、一緒に仕事をしてみてどうですか。
Aさん:営業担当が個々で担当している仕事がどういうものか正直よくわかっていなかったです。ですが、改装の内容を話し合っている中で「私の部署はこういうことが出来ます」って初めて仕事の中身を知ることができたり、仕事に対する考え方をプロジェクト内で知ることができたかなと思っています。
同世代のメンバーの皆さんの熱意というか、どういうことに力を入れて仕事をしているとかを改めて知る機会になりましたね。あまり今まで営業担当と関わっていなかった分色々知ることが出来たし、そもそも営業担当の社員がオフィスにどういう機能を求めているかを直接聞くことができたのでプロジェクトに参加して良かったなと思います。
VM:営業担当の方からはどのような意見があったのでしょうか。
Aさん:なんばや新大阪のオフィスはデザイン性重視なところがあったので、椅子が座りにくいとか照明はやっぱり明るい方がいいよねとか正直な意見を頂きました(笑)
麻布オフィスではあえて暗い部屋を作ってみるのも面白いけど、作業しにくい微妙な暗さは良くないし、ある程度かっこよくはしたいけど、機能面は妥協したくないよねって意見が多かったです。
また、お客様に紅中のオフィスに来て見てもらいたいという意識を強く感じました。
なのでオフィスとしての機能面を上げつつもお客様を呼ぶことができるようなキレイなオフィスにしていきたいですね。
VM:麻布プロジェクトで一番苦戦しているところはどこですか。
Aさん:初期段階の「そもそもビルをどうしていきたいか」というコンセプトについての話し合いがすごく時間がかかってしまいました。考えや意見は皆で出し合うことができていても、それがなかなかまとまりきらないというところが大きかったかなと思います。
メンバー的にも自分の本業としている仕事があって、その間を縫ってプロジェクトを”させられている感”があったのか、改装に対してのモチベーションがあまり良くなかったのか「あ~またお金をかけて改装をするんだ」と最初のモチベーションが低かったことが時間がかかった原因でもあったのかなと思います。
これは前回のメンバーのインタビューでもお話に出ていましたよね(笑)
VM:はい。皆さんお話されていましたね(笑)ではそこからどのようにして意識が変わっていったと思いますか。
Aさん:なかなか中身が決まっていない中での最初の上司との打ち合わせで喝を入れてもらったんです。そこから意識的に変化が出てきて、他の企業様のオフィスを見学させて頂いてからは「自分がこういうオフィスにしたい」というイメージが湧きやすくなり、メンバーのモチベーションも上がってきたのかなと感じました。 最初はオフィス改装のイメージがあまり湧いていなかった分、改装するメリットが生み出せていなかったのだと思います。
VM:普段の仕事とは違う仕事は最初イメージが湧きにくく難しいことなのかもしれませんね。
Aさん:はい。私もそう思います。それからは打合せの時にメンバーの皆さんに「自分がこういうオフィスにしたいというイメージ画像を集めてきてください」ってお願いしました。その集まった画像を共有しながら一人ずつ「こういうオフィスにしたい」というイメージを聞いて、じゃあこういう方向性でいきましょうという風に流れをもっていく作業をしてからはスムーズに決まっていきましたね。
VM:今までのオフィス改装とは違うところはありますか。
Aさん:”複数人で意見を出し合う”というところが大きく違いますね。
いろんな意見を頂けるという部分ではすごくありがたいなと思います。決めきれないという部分では困っているところもありますけどね(笑)
また、知らなかった分野の紅中のお客様を初めて知ることができたことも私にとっては大きかったです。 今後の社内改装や社外の改装のお話を頂けたときに一緒にお仕事ができるように繋がりを持たしてもらえたというところはすごくありがたいと感じています。
VM:今後の麻布プロジェクトの目標を教えてください。
Aさん:紅中の新しいことができるオフィスになってほしいです。
オフィスの新しい使い方などを研究する場所「ラボ」みたいになってくらたらいいな。 内装自体も今はプロジェクトメンバーで決めていってますが、今後も「このフロア材を使ってみたい」「一度クロスを張替えてみよう」のように工房のような場所になってもいいかな思っています。
全体的に今までの社内改装とは少し違う感じになりそうなのかなと感じています。
働く場所というよりかは遊ぶ場所に近い感覚になってくると思っています。オフィスでは基本しないだろうという案が少しずつ上がってきているのでどうなるんだろうって楽しみにしています。
今までかかわってきていない人たちを呼べるような人脈づくりの空間になっていたら楽しいのかなと思いますね。
若手が考える今後の“VENICHU”
VENICHU MAGAZINEでは、紅中のこれからを担う若手たちが考える働き方や、これからのオフィスの在り方について今後も追っていきます!