ビジネスの種
2025.01.08 UP

無垢材家具を長く使うために
冬の乾燥ケアは超重要!
割れを防ぐポイント3選

無垢材とは、天然木から切り出して作った木材のこと

加工断面に継ぎ目がなく、接着剤などの化学物質が使われていないのが特徴です。
木そのものの温もりや香りを感じることができるため、無垢材を使用した家具は人気があります。

一方で、天然素材でできているため、どうしても環境の影響を受けやすいという側面があります。
その中でもこの時期、特に注意したいのが「割れ」。
せっかく買った大切な家具が割れてしまったら、とてもショックですよね。

そこで今回は、無垢材が割れる原因や予防方法をご紹介していきます。
無垢材の特性を理解し、長く愛着を持って家具を使いましょう。

目次

無垢材はなぜ割れる?


・予防①:直射日光を避ける


・予防②:冷暖房が直接当たらないようにする


・予防③:加湿器で湿度を調節する


しっかりと予防をして、家具を大切に使おう

無垢材はなぜ割れる?

割れの主な原因は「乾燥」です

木材は、人と同じように内部に水分を含んでいます。
家具に使用する木材は適正な含水率になるよう乾燥処理がされていますが、過度な乾燥状態の環境では、木材の乾燥も進みます。
乾燥すると木材内部の水分が蒸発していき、やがて木材は収縮をはじめます。
木材の繊維がお互いを引っ張り合い、その結果として割れが発生してしまうという仕組みなんです。
人が冬の乾燥する時期にあかぎれになるのと、同じような現象なんですね。

特に冬場は乾燥しやすいため、対策がとても重要になります。
では日常生活でどのようなことに気をつければいいのか、具体的な予防方法をチェックしていきます!

予防①直射日光を避ける

日光で木材の温度が上がると、木材内部の水分が放出され、乾燥が進みやすくなります。直射日光が当たらない位置に家具をレイアウトするよう、工夫してみましょう。
お部屋の間取りでどうしても直射日光が当たる場合は、カーテンやブラインドで日光を遮ったり、または家具を窓から遠ざけることで、直射日光の影響を軽減することができます。

予防②冷暖房が直接当たらないようにする

エアコンの乾燥した空気が長時間、直接家具に当たることでも木材の乾燥は進み、割れが発生しやすくなります。
風向きを変える、風量を弱くするなどの調整をし、風が直接当たらないように気を付けましょう。

予防③加湿器で湿度を調節する

空気が乾燥しやすく、暖房器具をつけっぱなしにしがちな冬場は、一年を通じて最も割れが起きやすい季節です。加湿器を利用し、適度な湿度を保つことは割れの対策にも効果的です。ただし、蒸気が直接家具に当たると木材の膨張や反りの原因になるので、ご注意ください。

しっかりと予防をして、家具を大切に使おう

冬は人と同じく家具にとっても乾燥への予防・対策が必要な季節。
無垢材家具の購入を検討されている方は今回ご紹介したポイントをぜひ参考にしてみてください。
既にお使いの方も、家具の使用環境を見直してみてはいかがでしょう。
デリケートな面もありますが、なにより美しい無垢材家具。愛着を持って長く使っていきましょう。