年々暑くなる日本の夏
連日危険な暑さが続いていますね。
気象庁によると、40年前と比べ日本の猛暑日は約5倍に増えているそうです。
そんな暑い夏を乗り越えるために必要不可欠なのがエアコンですが、使い方によっては冷房の効きがイマイチになったり、電気代が大きな負担になってしまうことも。
そこで今回は、節電しながら効率よく部屋を冷やす方法をチェックしていきます!
さっそくエアコンをチェック
設定温度を変えるだけ、という使い方をされている方も多いのではないでしょうか?
他にも設定を見直すことで冷房効率が上がる場合がありますよ。
Point1.
風向きは上にする
冷たい空気は下へ流れるため、風を水平よりも上向きに調節すると室温を効率的に下げることができます。
冷気を上から下に循環させることで部屋の温度ムラがなくなり、必要以上に冷やし続けることがありません。
Point2.
設定温度を下げる前に風量を強くする
エアコンの設定温度を高めに保つことは、もっとも簡単な節電方法ですが、暑くて不快な場合はまずは風量を強くしてみましょう。風量を強くすると少し消費電力は増えますが、温度設定を下げることで消費する電力と比べるとわずかです。
また、扇風機などを使って風を直接体に当てると体感温度が下がり、快適に過ごせます。
Point3.
定期的にフィルターを掃除
2週間に1度程度フィルターを掃除することで、冷房効率を落とさず使い続けることができます。
掃除機でほこりを吸い取り、水洗いをするのがおすすめです。その後、完全に乾かしてから元どおりにセットします。
忘れがち!室外機も環境を整えましょう
そもそも冷房は、部屋の空気中にある熱を室外機を通して外に放出することで部屋を涼しくしています。
室内に設置した本体と、外に設置した室外機とがセットで稼働しているので、室外機の環境を整えればさらに冷房効率が良くなりますよ。
Point1.
風通しのいい場所に設置する
風通しの悪い場所に置くと、吹き出す温風がこもってしまいます。
吸い込み口周辺の温度が高くなり、冷房の効きが悪くなってしまうので、風通しのいい場所に設置するようにしましょう。
Point2.
日陰に設置するか、日よけをつける
直射日光で室外機周辺の空気が暖められると、吸い込み温度が上がり、熱を捨てる効果が低下するため冷房の効率が落ちてしまいます。
室外機周辺の直射日光を遮る対策をとると効果的です。
Point3.
吹き出し口をふさいだり、前に物を置かない
室外機に前に物を置いてしまうと風の流れが変わり、吹き出した温風を吸い込んでしまいます。冷房効率が落ちる原因になるので、ファンの前には何も置かないようにしましょう。
また、目隠し用の室外機用カバーは、夏は外しておくことをおすすめします。
住まいの条件も見直してみましょう
冷房効率を上げ電気代を抑えるためには、住まいの温度上昇を防ぐ対策を取るのも効果的です。
簡単にできて効果が高い対策方法を紹介するので、できることから取り入れてみてはいかがでしょうか。
Point1.
帰宅したらまず換気を
部屋が暑い時、特に帰宅直後で室内に熱がこもっている時は、まず換気をして熱気を逃がすことが大切です。
対面や対角線上にある窓を2か所開けると空気の出入り口ができるので、効率良く室内の空気を入れ替えられます。
Point2.
部屋を閉め切りカーテンも閉める
部屋を閉め切って涼しい空気を中に閉じ込め、カーテンも閉めて窓から入る光や外気を防げば、必要最小限の電力で涼しさを維持することができます。
遮熱・遮光カーテンで窓の全面を覆うと、さらに効果的です。
Point3.
窓に断熱フィルムを貼る
市販の断熱フィルムを窓に貼るのもおすすめです。
窓の断熱性が低いと外の熱気が入ってくるだけでなく、室内の冷気も逃げていってしまうため、冷房効率を考えるなら窓の断熱が重要です。
普段からできる対策をピックアップしてみました。
どれも簡単な方法ばかりなので、ぜひ日々の暮らしに取り入れてみてください。
エアコンを賢く使って、効率的にお得に、夏を乗り切りましょう!
参考文献
冷房の効きを良くするコツ | 教えて!霧ヶ峰 | 三菱ルームエアコン 霧ヶ峰 | 三菱電機
ちょっとした工夫で変わる! 節電しながら賢く冷房|ダイキンプロショップ-ハウジングエアコン総合情報サイト
夏場の暑さ対策!冷房の効率を上げる方法や暑さ対策グッズを紹介|永大ハウス工業