ビジネスの種
2023.11.02 UP

快適なお家づくりのポイント
家の中のくつろぎ空間
お風呂やトイレも大切に

お家でのくつろぎ空間はどこだろう

皆さんがお家の中でいちばんくつろぐことができる空間はどこですか?
世の中の「声」が聞こえるメディア『KIKIMIMI』が20〜30代の女性100人を対象に「家の中で大事にしているところ」についてアンケート(※1)を行いました。その結果上位から、寝室、自室、リビング、バスルーム、トイレがくつろぐ空間であることがわかりました。

注文住宅は一生で一度のおおきな買い物でもあります。そのため注文住宅を建てることは貴重で大事な作業と感じていてしっかりとこだわりを持っている方が多いです。注文住宅情報サイトイエティが注文住宅で家の購入を検討している人を対象に「注文住宅で「こだわりたい所」はどこですか?」というアンケート(※2)を行ったところ、間取りや外観デザインなど家全体に関わる場所をこだわりたい方が多いことがわかりました。
家の中で大事にしているところを聞いたアンケートで上位だった空間ですが、家を建てるときにはあまり部屋単位で気にする訳ではなく家全体で考えている方が多いようです。

ひとりで過ごす空間を充実させたい

上記2つのアンケートではひとりで過ごす空間が比較的多く挙げられており、家を建てる際にもトイレやお風呂などをこだわりたいと感じている人も見受けられました。そのような空間をいかに充実することができるかというのが快適なお家づくりのポイントなのかもしれません。
そこで今回はお風呂とトイレを快適空間にするポイントをご紹介します!

お風呂
トイレ

お風呂でくつろぐ

お家の中でリラックスできる場所、ストレス解消の場所になる一つの場所はお風呂ではないでしょうか。
ゆっくりと湯船につかることで一日の疲れが取れ、いい睡眠にも貢献してくれます。
ただ一言でお風呂といっても様々で、システムバスも進化し続けているため様々な機能が付加価値として見られます。
今回はリラックス効果が得られる二つの機能をご紹介します。

Sリラックス 肩湯 | LIXIL

肩から流れ出る大量のお湯により、肩回りの血流が良くなり肩こり解消の効果が得られます。また、新陳代謝も良くなることで疲労回復の効果があり、リラックスすることができます。
また「肩湯」を使用した半身浴は、上半身が湯の外に出ていても、首や肩を温めることにより、快適にゆったりと時間をかけて入浴が楽しめます。

少ない湯量で節水に効果的

浴槽内でのお湯の循環を利用しジェットを使用しているため節水にも効果的です。

リラックスできる心地よさ

「肩湯」を使用した半身浴は、全身浴と同等に身体の深部体温が上昇します。入浴により身体の内部の温度が上がると、ストレス解消につながると言われています。

厚さ約4㎜のお湯のベール

均一な厚みで出てくるお湯で肩を包み込まれる感覚が味わえます。なめらかに途切れることのないお湯のベールで癒されること間違いなしです。

調光調色システム | TOTO

疲れた体を休めようと浴槽にお湯を張りリラックスモードに、、、というときにお風呂の明かりが煌々と光っているとなんだかリラックスできないなという時がありませんか?
そんな方におすすめなのがスイッチひとつで6つのモードを楽しむことができる調光調色システムです。
お風呂をお家の中の最高のくつろぎ空間にしませんか。

自分の好きな空間に

従来のお風呂は壁や浴槽の色や質感で空間をデザインしていました。ですが調光調色システムを取り入れることによりさらに様々な顔が見えるようになります。暖かい光で優しい空間を演出したり、明るい光で気分を切り替えるリフレッシュ空間を演出したり。今までよりもさらに自分の好みの空間にできるかもしれませんね。

瞑想ゆらぎモード

人が心地よいと感じる自然界のリズム1/fゆらぎに基づく明かりが疲れた体を癒してくれます。
まるでキャンドルのようなゆらゆらとした炎をイメージさせるモードです。

「1/fゆらぎ」とは

水の流れる音や海の波の音、焚火の炎やキャンドルの火など自然界に多く存在する不規則な「ゆらぎ」。その中でも「規則的」なものと「不規則」なものが調和した状態が、「1/fゆらぎ」であり人に心地よいと感じさせる効果があります。

全6つのモードが楽しめる

照明位置や明るさ、色温度を調節し間接照明を効果的に使用することで、日の出のような明るく爽やかな空間から、日没後のような心落ち着く穏やかな空間まで1日の光をイメージさせる空間を演出します。
入浴の時間帯やその日の気分によって6つのモードを楽しむことができます。

トイレを快適空間に

ひとりで過ごす空間の1つで取り上げられるのはトイレです。
『トイレ学大事典』によると人生80年の中で約7~11か月はトイレにいるとされています(※3)。多くの時間を過ごすトイレが自分にとって落ち着く、くつろぐことのできる空間であることは大事なことと言えます。
小さな空間のなかでどのように工夫をすればいいのか。その方法を2つご紹介します。

自分好みの雰囲気に

トイレの壁紙を変えてみるのはどうでしょうか。
リビングや寝室など大きな部屋では派手な色や柄物は目立つ印象があり落ち着かなくなる場合があるため取り入れにくいですが、トイレの様な小さな部屋であれば取り入れやすくなります。後ろの壁や横の壁の一面だけでも自分の好きな色や柄を取り入れることでトイレにいる時間も気分が上がるでしょう。
少し小物を置いたりすることでさらに自分好みの空間に近づけてトイレをリラックスできる場所にしてみましょう。

壁紙の選び方

キレイを保ちたい

毎日使用し、使う頻度が高いとどうしても汚れてしまいます。ですが、汚れていると気分が滅入ったり、ストレスが溜まったりしませんか。毎日とは言わなくても常に掃除をしなければならないトイレを普段から清潔に保つことは自身の日々のストレスの解消にも繋がるのかもしれません。
近頃のトイレは技術が向上し、流すだけでキレイが保たれたり、便器の素材が工夫されていたりとキレイの秘密が多くあります。自分がラクすることのできるトイレを探してみるのもいかがでしょうか。

掃除しやすいトイレ

今回はお風呂とトイレに注目してくつろぎ空間への工夫をご紹介しました。
快適な家づくりには小さな部屋にも気を使ってこだわりを持つことが大事だということですね。

皆様の理想のお家づくりのヒントになれば幸いです。

参考文献

※1:【ランキング】家の中で一番大切な場所は?おうちで快適に過ごすコツを調査 | イエモネ (iemone.jp)

※2:【注文住宅】こだわりポイントをランキングで発表! | 注文住宅情報サイト-イエティ (ie-made.com)

※3:日本トイレ協会、2015、『トイレ学大事典』、柏書房。