ABWを取り入れたオフィスの概念
近年ではABW（Activity Based Working：アクティビティ・ベースド・ワーキング）という考え方を取り入れたオフィスの増加が著しいですが、果たしてどのような働き方が実際に行われているのでしょうか。
ABWの考え方では「場所」や「時間」を自由に選択できる働き方を推奨しています。
そのためのレイアウトの中で最もよく見られるのがフリーアドレスデスクを取り入れたオフィスです。
フリーアドレスデスクを取り入れることで固定席の場合では実現できなかったいつでもどこでも働けるオフィスづくりを可能にしました。
＼ 紅中社員に聞いてみました ／
フリーアドレスを取り入れたオフィスを利用している紅中社員に、オフィス改装を通じて実際に感じていること使用してての感想についてアンケートを行いました。（2022年10月時点）
社員の声を聞いて見えてきた実際のフリーアドレスオフィスのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
・コミュニケーションが取りやすくなった
・いろんなオフィスを遠慮なく使える
・移動時間の削減による仕事の効率化向上
・気分転換になる
・雑談の機会が増えた
・自分に関係ない分野の情報でも、色々な情報が入ってくるようになった
・身の周りの整理を常に配慮できる
・チーム以外の方にも質問がしやすくなった
・訪問先によって近いところに出社できる
・誰がどこにいるのかわからなくなった
・「フリーアドレス」といいながらもある程度席が決まっている
・上司としては行動を把握しにくい
・気軽に細かい話ができない
・ひとつのオフィスに人が集まると席が足りなくなる
フリーアドレスデスクを取り入れることで場所を自由に選ぶことができるおかげで仕事の効率が上がり、社員同士のコミュニケーションが増えた一方で、オープンスペースすぎて細かい話ができなかったり、一か所に社員が集まってしまい席が足りないという難点があることもわかりました。
メリットもデメリットもうまく解決しながら取り入れる方法を一緒に考えていきましょう！
フリーアドレスに最適な席数ってどのくらい？
新大阪オフィス
15席（内/カウンター２席、デスクトップ有２席）
対象者６人 ちょうどいい４人 少ない２人
なんばオフィス
16席（内/人口芝生側４席、デスクトップ有２席）
対象者１９人 ちょうどいい４人 少ない１５人
ABWの働き方を取り入れたことにより、メインオフィスはあるもののどこのオフィスへの出社も可能になりました。時間の有効活用ができるようになった一方でどこのオフィスにどれ程の人数が出社するのかわからなくなったため席がない、、、！なんてことが起こってしまう事実もあります。
今回のアンケートの結果によると２０席前後の席数が最適のようです。
パーソナルロッカーの導入 メリットは「身の周りの整理を常に意識するようになった」との声
フリーアドレスになることで個人の固定のデスクが無くなるため、個人の荷物の管理が課題となりました。毎日同じデスクを使う訳ではないので備品やパソコンをデスクに置いて帰れない、、、ということでパーソナルロッカーを導入しました。紅中のロッカーでは誰のところかわかるようにチェキを貼って区別をするなど工夫がされています。
また、アンケート内では対象者全員がパーソナルロッカーは必要だという回答をし、荷物整理のきっかけになったという声も見られました。ペーパーレス化にも大いに貢献しているのかもしれません！
快適なオフィス空間にするための工夫 メリットもデメリットもうまく取り入れてみよう！
なんばオフィス
大きな一枚板のデスクにすることでパーソナルスペースを広く設けたデスクです。
対面する形で座ると真正面の相手の目線が気になることがありますが、デスクの真ん中に観葉植物を置くことで目線を程よく遮ることができます。
ネクストアイ様オフィス
様々なバリエーションのフリーアドレスデスクを用意しました。窓際で外を見ながら仕事ができるデスク、ハイカウンターでスタンディングワークができるデスク、周りの方とコミュニケーションが取りやすい席数を多く設けたデスクなど。デスクの選択肢を増やすことで気分転換をしながら仕事をすることを可能にしました。
オフィス改装事例
新大阪オフィス
フリーアドレスデスクによりいろんな部署の人が混じって座っているために細かい仕事の話や、重要な話をしづらくなったという声もありました。そんな悩みを解決するためにチームのメンバーが気軽に集まって話すことのできるミーティングスペースが新大阪オフィスにはあります。会議室ほどの防音はないですが、程よく目線や声が遮られていることで使いやすいオープンスペースとなっています。
もっと詳しく！
名古屋オフィス
窓際にハイカウンターのデスクを設けています。資料を広げて調べものをしたいとき。WEBセミナーを集中して見たいとき。毎日同じデスクで仕事をしている中でのちょっとした気分転換にも使用できます。カウンター席にもコンセントを設けておくことでフリーアドレスデスクとして活用することができ、毎日の仕事場所の選択肢が広がります。
オフィス改装をすることですべてが便利に、いい方向に変わるとは限りませんが実際に働いている社員の声を聞くことで様々な工夫を考えることができます。フリーアドレスオフィスへのなにかヒントになれれば幸いです。
オフィス改装のことは是非お気軽に紅中にご相談ください！