11月はテレワーク月間
国が運営するテレワーク推進フォーラムで11月がテレワーク月間とされていることご存知でしたか?
2020年から始まったコロナ禍の影響でテレワークをする機会が大幅に増えました。テレワークのおかげで時間や場所を気にせずに働けるようになったという反面、反対に集中できないといった声を聴くこともしばしば。。。
テレワークで集中力を高めるために環境の見直しをしてみませんか?
机と椅子を見直す時に注目したいポイントは「高さ」と「角度」 机や椅子の高さが身体に合っていないと姿勢が悪くなり、肩こりや頭痛など身体にいろいろな悪影響が出てしまいます。
姿勢が悪かったり肩や首に負担がかかる格好でいると、脳に流れる血液の量が減ってしまいます。その結果、脳にいきわたる酸素が少なくなり、脳の機能が低下してしまうと言われています。
椅子の高さ=身長×1/4
椅子の最適な高さは、身長に”1/4”をかけた長さといわれています。
また、座った時に足の裏全体が床に着くようにすると腰への負担が減らせると言われています。
机の高さ=椅子の高さ+身長×1/6
机の最適な高さは椅子の高さ(床から座面)に身長に”1/6”をかけた数を足した長さといわれています。
机が高いと肩こりの原因になるので、肩こりにお悩みの方は机の高さから見直してみる事がおススメです!
ひじの角度=90°以上
デスクに向かった時のひじの角度も適切な机と椅子の高さの目安になっています。
人間工学によると、デスクに向かった時のひじの角度が90°以上になる机の高さが最適な高さといわれています。
空気環境を見直す時に注目したいポイントは
「温度」と「湿度」
部屋の温度や湿度は集中力と大きく関係していると言われています。厚生労働省が出している「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」で以下のような目安を出しています。
室温は17~28℃が目安
より集中したい時は設定温度を少し下げるのがおススメ!
脳は情報を処理するときに熱を発生させるため、脳を冷やすためにも「涼しい」と感じるくらいの温度設定がベスト👍
湿度は40~70%が目安
湿度が低すぎると目や鼻などの粘膜が乾きやすくなり作業効率が落ち、湿度が高すぎるとじめじめとした不快感からパフォーマンスが落ちてしまうそうです。
エアコンを使って効率よく室温と湿度を保つなら「自動モード」がおススメ!
「自動モード」とは室内や室外の温度に応じて、エアコンが自動で運転モードを切り替えながら室温を一定に保ってくれる機能です。この機能を使うことで、自分で調節しなくても適切な温度に保ってくれるので集中できるテレワーク空間が作れます!
室内の明るさを見直す時に注目したいポイントは
「照度」と「光の色」
テレワークで集中できる空間を作るなら、机の上の明るさと光の色も重要です。
照度は750ルクス程度
また、JIS規格では勉強する空間の照度は750ルクスが目安とされています。
照度はスマホの無料アプリでも簡単に測れるので、ぜひ測ってみてください!
光の色は青系がおススメ
「電球色」と呼ばれるオレンジ系の光にはリラックス効果が、「昼白色」といわれる青系の光では緊張感を持たせる効果があると言われています。
今のテレワーク環境を見直せるポイントはいくつありましたか?
今回はテレワーク環境を見直す時に見直したいポイントを3つの視点からご紹介しました。
今回ご紹介した見直すべきポイントは、テレワーク環境以外にもお子さんの勉強スペースの環境づくりにも共通しています。
ぜひ、自身のテレワーク環境だけでなく、お子さんの勉強スペースの作り方の参考にもしてみてください。