ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の頭文字を取ったものです。今日、企業の長期的な成長のためには、ESGが示す3つの観点が必要だという考え方が世界的に広まってきています。VENICHU ESGでは、E(環境配慮項目)、S(社会貢献項目/地域貢献)、G(ガバナンス組織項目)に加え、+1としてAgroforestryを実施項目として加えています。当社は、「木」を有効活用し快適な人間空間の新しい創造を通して社会に貢献します。また、SDGsのゴールとして、関わる全ての方々に新しい価値を提供し、必要とされ続ける企業をめざし社会へ貢献し続けます。
VENICHU ESG
当社の企業理念は、「私たちは快適な人間空間の新しい創造を通して地球規模で社会に貢献できる企業を目指します。」と掲げております。私たち紅中が考える「貢献できる企業」とは、お客様をはじめ仕入れ先様、パートナー企業様、当社社員など当社に関わる全ての方々に必要とされ続ける企業です。それは、「お客様にとっての快適な新しい空間を創造する」という事業の本質的価値を追求し続けることで得られるものだと考えます。また、私たちが必要とされ続けるためには、時代と人と共にあることが欠かせません。私たち紅中は、これからも活動の場を広げ、世界の都市においても、期待を超え快適な人間空間の新しい創造に挑戦していきます。VENICHU ESGを実践していくことで社会に対して、地域に対して、環境に対して、人に対してかかわるすべてのコトに新しい価値を提供し続けてまいります。
環境に配慮した項目として、当社はCSR活動の一環で、
エコアクション21の取組やくれなゐの森ゆのまえでの植林活動、金剛山ダイヤモンドトレールでの森林整備を行っております。
「くれなゐの森ゆのまえ」森林保全活動の実施
熊本県・熊本県球磨郡湯前町・紅中の3者協働の森づくり協定書を交わし森林保全活動を毎年実施。2011年に第一期をスタート、2016年より第二期、合計約3haにスギ・ヒノキの苗木を植林。毎年社員で下草刈りをして、地域の方と交流を図っています。2021年より第三期を迎え、設立100周年を迎える2051年まで続けていき森林によるCO2吸収で環境貢献していきます。
国土交通省 近畿地方整備局 六甲砂防事務所による「六甲山系グリーンベルトの森づくり」へ森の世話人として参加。六甲山系を土砂災害から守るための森林整備事業として「くれなゐの森こうべ六甲」をスタートさせました。土砂災害の多い日本で「砂防=SABO」は世界に誇れる技術を持っていて多くの国へ技術指導もしています。森林保全活動はCO2削減に寄与するだけでなく災害を防ぐ観点でも大事な活動です。
金剛山ダイヤモンドトレールの整備
大阪府が管理するダイヤモンドトレール(金剛葛城山系の稜線を結ぶ長距離自然歩道)にある木製ベンチが老朽化していることから、2014年より木製ベンチ、木製テーブルを寄贈しています。
電力やガソリン使用量の削減
リース車両の削減・カーシェアの推進・電力契約の見直し・オフィスのサテライト化などによって社内で消費されるエネルギー削減を実施しています。
社会貢献活動、地域貢献活動の項目として、
CSR活動の一環として京都市11区の社会福祉施設へ車椅子の寄贈を行っております。
社会福祉施設へ車椅子の寄贈
「創業地である京都で何か地域貢献できないか」という思いから地域福祉の現場で車椅子のご要望を多くいただき2011年より京都市各区社会福祉協議会を通じて順番に施設へ寄贈させていただいております。実は車椅子は消耗品で福祉の現場や京都に来る観光客への貸し出しなど多くの場面で使われているそうです。
ガバナンス組織項目としてBCP対策やテレワークやABWなど社内規定
の見直しを行っております。
女性充実社会への支援
当社は、女性が充実感を持って社会貢献できる企業をめざしています。2016年より総合職でも積極的に女性を採用してまいりました。さらに活躍の場を拡げてもらい、新しいキャリアプランの先駆者として活躍してもらっています。一般職の女性には地域限定総合職への転換制度を設けどんどん新しい分野の仕事へチャレンジしてもらっています。そして、2020年から地域限定総合職へ転換した7名の女性に健康経営プロジェクトチームを立ち上げてもらい、社員全員の健康に寄与する活動が始まりました。
組織ガバナンスとネットワークの再構築
働き方改革で、働いていて楽しい職場づくりとCOVIT-19への対応に伴い全社的にテレワークを推進してきました。組織体制をあわせて再構築、営業所という場所に縛られた働き方ではなく、ABWを導入し「私達は、場所を選んで働きます。」を掲げ、フリーアドレスのシステムを構築し、生産性を最大限あげていく体制を整えました。同時に企業理念の再認識、働く価値観の共有を行うほかテレワーク規則の制定・在宅手当の支給・リモート操作できるPC環境の整備など組織体制とネットワークの再構築を実施しました。
ESGに+1の項目として、アグロフォレストリーを加えています。
アグロフォレストリーとは樹木を植え、森を管理しながら、
そのあいだの土地で農作物を栽培するなどして森を伐採しないまま農業を行うことが特徴です。
楽しい田舎暮らしと林業と農業
木を有効活用し快適な人間空間を創造することを考えたとき、森や山に近い場所で通常業務に携わりながら、林業・農業にも触れていくことで、人間的な生活の原点に触れることができる場所を提供できないか?皆で田舎暮らしをしながらリモートで都市部と連携して仕事ができて、自然いっぱいの中で子育てしたり、セカンドライフとして農業してみたり。そんな楽しい田舎暮らしにチャレンジしていきたいと考えています。