こんにちは、名古屋営業所の営業マンのWです。
今回は私が紅中で働く中で得た経験から、インドネシア・マレーシアの植林木の合板を紹介したいと思います。
紅中の営業マンは担当するお客様によって求められる商品が違い、一人一人取り扱う商品は様々です。
そうした中で、私が主に取り扱う商品にインドネシア・マレーシアから輸入したラワン合板があります。私はこのラワン合板の検査を8年以上続けております。継続は力なりで、累計35万枚以上を検査してきました。
その8年間でラワン合板はだいぶん見た目や品質が低下しております。たとえば、以前は同じ樹種の太い丸太から作っていたため色も品質も揃っていましたが、最近は様々な樹種の細い丸太が混ざるため、色も品質もバラバラになりがちです。私が子供の頃から森林破壊という言葉がありますが、合板の移り変わりからも、森林破壊が進んでいる事を実感しています。
そうした森林破壊を食い止める為、インドネシア・マレーシアでは違法伐採を取締り、持続可能な森林利用を行う法整備を行っております。そうした流れで植林事業も発展しており、植林木を使った合板も沢山出てきております。下に写真を添付しますが、左が天然木を使ったラワン合板、右が植林木を使ったファルカタ合板です。
天然木は100年以上かけて直径100cm以上に成長する為、重たく堅いです。
植林木は10年以内で直径30cm以上に成長する為、軽く柔らかいです。
その性質の違いから、天然木から植林木へ100%の切替は困難です。
それでも、合板の植林木への切替えが、森林保護に繋がります。
私自身、いま使っている天然木の合板が森林破壊に繋がっていることを忘れずに、できるところから植林木の合板へ切替えて森林保護に向かう意識も持って仕事しなければならないと思います。