雨が降って育つ球磨杉

2017/06/12

住宅建材でもありますSSD材を扱わせていただいております弊社の窓側から

 

今の時期には朝、鳥のさえずりが楽しく聞こえてきます

 

 

先日のことになりますが

 

あれ、今日は聞こえない・・・・

 

 

“ “ “ “ “ “ “ “ “ “ “ “ “ “ “

 

 

雨がふっているのです

 

梅雨の時期になりましたので

 

雨が増えています

 

通勤時には足元が濡れたり、傘で室内が汚れたり

 

ですから、「なんだ、雨なのか」と思う方もおられるでしょう

 

雨って本当に大変ですねと合わせながら、でも心の中では実は、にっこり

 

 

本日はその理由についてのご説明です

 

 

昨年私は球磨杉、球磨桧のふるさと、熊本県湯前町、水上村周辺にお邪魔いたしました

 

くま川鉄道の湯前駅は木材の本場らしくカッコいいかたちです

 

 

湯前町自体は山に面しているところが多く、よく霧がかかっています。

 

 

この地方に育つ球磨杉のスギ自体は山の沢筋の水が多い場所を好む木で

 

伐採直後の含水率は100%以上

 

雨が大好きなのです

 

 

弊社のある大阪市で、梅雨空に悩まされている皆様の

 

年間の雨量(過去5年間の平均)は1,463.6mm

 

比較のために調べました気象庁による

 

湯前町(湯前横台)の年間雨量(過去5年間の平均)は、3,396.6mm

 

なんと大阪の2.3倍も降っています

 

 

この繰り返しの結果、温かい気候もあって育ったスギがこちら↓

 

 

なお、シャープペンシルの寸法は

 

 

こんなに太くって、その上に量が多い

 

球磨地域を含む九州はスギの資源が本当に豊富なのです

 

この木目の幅が広いことにはいろんな意味があります

 

 

一般的には木目の幅が広いと、木材の密度が小さい

 

ということは強度がない場合が多いから構造材にはなりにくい

 

 

なのに弊社グループではこの杉材から日本農林規格機械等級区分構造用製材品って?

 

どういうこと!

 

 

ここで誠に残念ながら、残存紙幅減少のため、次回以降につづきます

 

 

あっ忘れておりました、雨が好きな理由

 

球磨杉がすくすくと大きく育っていき

 

皆様にお届けできる資源がとんどん増えていくからでした

 

 

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