住宅建材でもありますSSD材(国産材、熊本県球磨材)を
取り扱わせていただいております弊社社員が
お送りしております木材のお話
本日は、地域全体がタイムスリップしているような
そんな町のご紹介の1回目となります
冬晴れの中、時代劇のような風景が拡がります
鯱が勢いよく天に向かっています
火災からこの町を長く守りたいという思いに
応えてきたのでしょうか
瓦と白壁と外構部の木材
最近は、都市部にも木目調という
木材模様の素材が増えてきて
木材かどうかの判断に迷われるということですが
この木材が示す強い素材感には
人を迷わせる余地がありません
お正月は過ぎましたが
まだ松の内であり
お正月飾りは飾られています
近くに寄りますと
木目が杢で良い感じです
この不規則な成長による不揃いの木目が
時間の経過を感じさせます
ただ建物に日の光が差し込んでいるだけですが
すごい風景になっていて
それなのに人はほとんど見かけません
なんてもったいないことでしょう
建築物自体が昔の意匠ですので
普段の建築物を見慣れているせいか
かえって新しさが感じられます
空ってこんなに広くって
だから「そら」だったんですね
明るい白色が含まれているのに
周りのくすんだ色と合致したバランス
木材があると
広面積での同一色にならず
結果として全体をまとめています
人が観光に行くとき
ひとつはその場所にある風景を眺めながら
地域の人々が過ごす日常と自然や天候などが織りなす
小さな幸せを見つけること
それが旅の本当の目的であるのかもしれません
球磨ウッド事業部 SSD(SSD材)プロジェクトメンバー