木材は光の中で 1

2019/06/28

 

住宅建材でもありますSSD材(国産材、熊本県球磨材)を

 

取り扱わせていただいております弊社では

 

 

使用されました木材がその後どのように変化していくのかに

 

高い関心を持っておりますことから

 

 

降り注ぐ光の中で

 

木材がどのようになっているのかを観察していく

 

 

今回は、その第1回目となります

 

 

 

 

 

木材は古来より屋外でも使用されており

 

直射日光を浴びる場所があります

 

 

これは確かに木材の劣化の要因ではあります

 

 

 

 

 

しかし、周辺にある建物等の影響で

 

木材に複雑な形の光が当たりますと

 

 

木材は大きく色合いを変え

 

 

外装材に木材を使用されていますのは

 

多くのお客様をお迎えする商業施設が多いことから

 

 

意匠的には変化が生まれます

 

 

 

 

 

建築物が大きくなりますと

 

 

アクセントとしての木材利用でありましても

 

同一の木材が大面積を覆うことが多く

 

 

このような場合一般的な素材は変質しにくいため

 

単調になり続けやすいのですが

 

 

木材の場合にはもともと色むらがあり

 

 

外装材では太陽光の当たり具合などによって

 

色彩が変化していきますので

 

 

味わいが生まれやすくなっています

 

 

 

 

 

光が当たることにより

 

木部に色の変化が生まれ

 

 

グラデーションになっていき

 

 

色褪せてきた屋根材との

 

配色の対比が落ち着きます

 

 

 

 

 

光が当たるところは鮮やかに

 

影の部分はシックに

 

 

この落差は店舗には最適です

 

 

 

 

 

陽だまりには

 

あざやかな青葉が

 

 

そして複数の色彩を帯びた木材が似合いますね

 

 

 

 

 

熱処理木材を使用したら色彩はどのように変化するのでしょうか

 

 

そのお答えがまさにこの写真です

 

 

木材は同じ処理をされておりましても

 

 

光の当たる角度と時間

 

その他雨の当たり具合などにより

 

 

色彩が場所ごとに微細に変化し

 

一定の調和を保ちながら

 

 

長期間にわたり変化し続けます

 

 

このため、久し振りにお伺いすると

 

全く異なる色彩のバランスに驚かされます

 

 

 

 

 

建築物の印象は太陽光の差し込み方によって

 

大きく変わり

 

 

その時間にその場所におられた

 

その方に固有のものとなりますが

 

 

そこに木材があれば

 

さらに雄弁となり

 

 

もっと楽しくなりますね

 

 

 

 

球磨ウッド事業部 SSD(SSD材)プロジェクトメンバー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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