住宅建材でもありますSSD材(国産材、球磨材)を
取り扱わせていただいております弊社によります
木材利用における似合う色の検討
第3回となります
建築物といいましても
商業用施設も自社利用もあり
その業種も様々で
建築物の目的も異なります
このため、使用できる色は異なりますが
確かにこの色の組み合わせにはインパクトがあります
木材と色を組み合わせるといいましても
木材の色合い自体に暗部から明部まで
大きな幅がありますので
濃色の木材には明るい色が合わせやすく
視認性が高まり認識されやすくなっている一方
木部の不均一性が原色の直截性を妨げ
おだやかなものにしています
これからのエイジングに期待したいですね
黄色系は非常に目立つ色ですが
屋外では黄色系の色は退色しやすい上に
木材自体が赤色系と黄色系に分かれるように
黄色自体を含んでいるものが多く
通常には見受けられる
黄色の突出感があまりありません
オレンジ色系と木材の関係も似た所がありますが
木部の色が淡いため
店名の部分に視線が集まりやすくなっており
全体が暖色系でまとめられ
優しい雰囲気になっています
黄緑色系については
植物には黄緑色系のものが多く
周辺に植物を配すると
植物の生育する時期には木部の茶色系と相まって
調和させやすくなります
すごくリラックスできそうな空間になっていますね
しかし、人の色彩の好みは多様であり
また、あまり見られたことが無い色彩との組合せは
新しさを伝えることができますので
全ての色を包み込む白色と様々な色とを
セットで使用されることも良いでしょう
木材の経年による変色という本物感と
高品質の木材が持つ高い質感に
他素材の目立つ単一色の素材を付加すると
楽しさも加わった良い空間になりますね
水色と灰色と白色と茶色の木材の使用例です
まだ新しい店舗であるため
木材面からの複雑な揺らぎを感じることはできませんが
木材を斜め方向に、動きをもって使用されており
水色と白色を印象的に組み合わされ
また水色自体の使い分けもあり
鳥のイラストも可愛いために
本当にこちらまで笑顔になってしまいますね
球磨ウッド事業部 SSD(SSD材)プロジェクトメンバー