サビから歌って

2019/06/07

 

住宅建材でもありますSSD材(国産材・球磨材)を

 

取扱わせていただいております弊社社員は

 

 

仕事以外の時でもその場にある見かけたものを

 

すぐに木材かどうか識別しようとしてしまうのですが

 

 

本日はそんな社員からのお話とおります

 

 

ご案内のとおり

 

木材で作られた楽器には高価なものがあり

 

 

自宅を売却されバイオリンを購入された

 

音楽家の方もおられました

 

 

あれから時を経て

 

有名なバイオリンはさらに手の届かないものに

 

なっております

 

 

このような貴重で素晴らしいバイオリンを

 

鑑定する方が

 

その鑑定に要する時間は

 

 

実は一瞬だそうです

 

 

もちろん鑑定されます方の深い商品知識と

 

微細な違いを見極められる高い識別能力をお持ちの方

 

ということではあるのですが

 

 

人の目の判別能力は

 

極めて高いということです

 

 

 

以前ある地域の建物の中を散策しておりますと

 

 

建具に杢を発見いたしました

 

 

 

 

 

木材の杢は銘木店では良く拝見しておりますが

 

 

商業用施設内、特に大都市で拝見することは

 

ほとんどありません

 

 

 

 

 

杢はそれぞれ模様が異なり

 

優雅な気持ちになります

 

 

 

 

 

こんな建具のある室内の家具は

 

歴史と伝統を経たものとなっておりますが

 

 

このような家具を見られた方は最近では

 

あまりいらっしゃらないことでしょう

 

 

このように素晴らしい室内空間がある建物ですが

 

 

室外からはその存在があまり感じられず

 

室内に入られた方だけのお楽しみとなっております

 

 

 

大都市では祝賀会などの行事はホテルなどで開催されることが多く

 

 

様々なホテルにお伺いいたしておりますと

 

 

 

室内やその調度品で木製のものを拝見することもあります

 

 

 

 

 

 

 

しかし、法令などもあって

 

開口物の入口部や外装部に

 

木材が使われていることは少なく

 

 

一般的に外部から内部の状況を知ることは難しくなっています

 

 

 

そう言えば

 

定型からなる様式というものがあります

 

 

 

例えば歌の場合

 

 

J-POPでは

 

 

歌が始まり、徐々にトーンが上り

 

高音で長い音からなるサビに入っていき

 

最後は少しトーンを下げて余韻を楽しむ

 

 

ということになり

 

 

それが王道ということではあるのです

 

 

建築物の場合でも

 

入口は少し洗練さを感じさせるものとし

 

 

 

室内に入りますと

 

高感度な来訪者の方が快適さを感じられるようにして

 

 

最後に最高級の室内空間を体感いただき

 

建物を出た瞬間にまた来たいと感じていただくという定型

 

 

 

しかし、木目と木目調にこだわらない方に向けては

 

木目の中には驚くべきものが存在しているという

 

 

楽曲上は後ほどリフレインとなる

 

印象的で理解が容易なサビが先に来る必要があると思うのです

 

 

 

 

 

それはエクステリアからでも構いません

 

 

 

 

 

 

木の文化が発展してきた我が国では

 

伝統建築では外装部から木材が使用されており

 

 

 

それが外国からの来訪者などの人目を惹いているのです

 

 

 

 

 

 

それは現在の店舗においても同様ですし

 

 

 

 

 

 

 

歴史を感じさせる建築物であれば

 

伝統の深味を感じていただきくことにもなります

 

 

 

 

 

ですから現代建築などでも

 

頭にサビがあっていいんです

 

 

 

美しい旋律が繰り返されること

 

 

それがサビの要素でもあります

 

 

 

 

球磨ウッド事業部 SSD(SSD材)プロジェクトメンバー

 

 

 

 

 

 

 

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