住宅建材でもありますSSD材を取り扱わせていただいております弊社では
仕事で様々な建築物にお伺いする機会が多いのですが
実は休日にも気にかかる建築物にお目にかかることがあり
その状況のご紹介が本日のところとなります
個人で建築物を購入いたします場合には
予算に制約がある中で、面積や仕様が気になるものですが
事業者様の場合にも同様に
事業予算の制約の中で、建築物が将来にわたりあるべき姿を描き
様々な技術や配慮を組合せながら
その実現に向けて力を尽くされていかれるのですが
その一例が、関西圏にありますO住宅です
遊び心のあるデザインと木材のグラデーションが
重厚なのに優しく
楽しさや豊かさまでも醸し出しています
梁、柱、外壁はグレー系統であり
赤色系のパイプフードと絶妙に調和しています
色変化の幅が広いですね
おりしも、お伺いいたしましたのは
新緑がまぶしい頃でした
木材の色は場所ごとに微妙に色合いが異なり
なんかこれ
木部を観察することが
変に癖になります
写真ということもあるのですが
場所ごとに色彩がすごく変化に富んでいることは
お分かりいただけますでしょうか
木材の材色は茶系統が多く
同様にその保護塗料も濃い茶系統が多く
緑色とはうまくフィットします
これらの高いデザイン性を見ますと
これら住宅の築年数を推定することは
かなり難しく感じられますが
実際は建築後22年以上が
経過しています
この住宅は
そんな以前に
このように接続道路の細い
長細い土地に建築されており
年数を経過した今も建築時の
どっしりとした形状を
しっかりと維持している
さらに外装部にも木材が使用されておりますが
色彩の異なる塗料で塗り分けられており
木部以外の赤色や屋根の灰色など
将来にわたる綿密な色彩設計がなされている
すなわち、良質で快適に使用できる住宅を
条件の厳しい土地に建築し
その環境を長期間守っていくという壮大な構想と
それを実現する躯体、素材、デザイン、植生計画が
適切になされ
それら全てが統合されているのです
これは私達がまさに求めていく道、そのものですね
こんなにも確かな「到達」
SSD(SSD材)プロジェクトメンバー