外構の木材は何色に見えるのか 1

2018/07/13

 

住宅建材でもありますSSD材を取り扱わせていただいております弊社では

 

多くの場所にお伺いし

 

 

多くの木造建築物を拝見する機会がありますが

 

その中には長い間使用されております歴史的建造物もあります

 

 

これまでも木造建築物をご紹介いたしておりますが

 

木造の歴史的建造物等を維持していくと

 

 

さてその色は何色に見えますでしょうか

 

これが本日のテーマとなります

 

 

歴史的建造物が見られますのは

 

旧街道沿いになります

 

 

 

 

 

高品質な木材が使用されておりますが

 

地際部から雨水等の影響が出やすくなります

 

 

一方、外観に色の違いが出て、複雑さがましています

 

全体的に明るい色調となっております

 

 

 

 

 

木材でありましても、当然表面処理や

 

塗料の塗布を行いますので

 

様々な色調が可能となります

 

 

さらに自然素材である木材自体が不均一な素材であり

 

また、太陽光の当たり方なども異なりますので

 

大面積の木材自体が複数の色彩を帯び

 

負担を感じる状態になりにくくなっております

 

 

 

 

 

歴史的建造物以外の建築物もありますが

 

 

木製品がありますと、周辺環境に馴染みやすくなります

 

 

太陽光の当たる所は鮮やかな色調です

 

 

 

 

 

 

 

この場所でこの木材は何色と言えば良いのか

 

少し考えてみます

 

 

黒系統から赤系統の茶色

 

少し橙色が混ざっているでしょうか

 

 

それから茶色、焦げ茶色

 

灰色、かなり白度の高いものもありますが

 

 

とにかく多種の色が複雑に混じりあっており

 

色の種類も色の名称もぴったりなものがありません

 

 

 

木材は同一樹種の同一材であれば

 

ほぼ同じ色と言いたいところではあるのですが

 

 

 

 

 

実際には表面の太陽光等による劣化によって

 

軟質な部分がくぼみ

 

硬質な部分が残り

 

 

木材表面が立体的になり

 

 

突起部からは影も発生し

 

ますます環境が異なり

 

 

表面の塗料や表面仕上げ部もまばらに残り

 

独特の模様が出てきます

 

 

木材はこのように複雑な色の変化を起こしやすく

 

多くの人はそれだけでは疲れてきますが

 

 

 

 

 

 

周辺に配された無機物が

 

最高の調和に収めます

 

 

やっぱり木材だけでも、無機物だけでも

 

優れた景観にはなりにくいですね

 

 

 

 

 

ここでまた、色の名称が記載された本を開き

 

似た色を探すことを試みます

 

 

 

全体的に茶系統ということにしまして

 

弁柄(べんがら)色   → ☓

 

栗色   → ☓

 

えび茶色   → ☓

 

代しゃ色   → ☓

 

ベージュ   → ☓

 

灰色系統も含めまして

 

鼠(ねずみ)色   → ☓

 

 

やっぱり木材の色は複雑な色が混じり過ぎておりますため

 

色の名前で表現することは、叶わないことではありました

 

 

 

 

SSD(SSD材)プロジェクトメンバー

 

 

同カテゴリのブログ

新着ブログ