木材を建築物の外装に使うということ 2

2018/06/04

 

住宅建材でもありますSSD材を取り扱わせていただいております弊社によります

 

木材を建築物の外装に使うということ 1 (3/19) の続きとなります

 

 

木材の外装といいますと、中には驚く人もおられまして

 

逆にこちらが驚いてしまうのですが

 

 

確かに木材のもとになる樹木は

 

もともと屋外で生育しているとはいえ

 

 

樹木はタンニンなどを多く含む

 

樹皮でしっかりとガードされておりますので

 

 

樹皮のない木材だけを外部に面した場所に使用しますと

 

そのままでは耐久性が期待できません

 

 

このため、例えば杉板の表面を焼いて炭化させ

 

病害虫の影響をほとんど受けない炭の層で木材を包んだ

 

焼き杉が昔から使用されており

 

 

 

 

 

拡大しますと表面が炭になっているのが良くわかります

 

 

 

 

 

このように昔から

 

建築物の外装には木材がよく使われているのですが

 

 

軒によって雨が壁に当たらないように

 

また木材の外装が直接地面に付かないようにして

 

 

跳ねかえりの雨が建物に当たらないように

 

工夫いたしましても

 

 

 

やっぱり地面に近い場所には雨がかかり

 

太陽光に含まれます紫外線も当たり

 

木材は劣化してきます

 

 

 

 

 

拡大してみますと

 

 

 

 

 

木材がかなり変色していますね

 

 

灰色に近づいた下部の木材は

 

表面の凹凸も目立ちます

 

 

やっぱり建物の外装に木材を使用いたしますと

 

太陽光や雨水の負荷がかかりますので

 

 

前回にご紹介いたしましたような塗料を塗布するなど

 

 

定期的なメンテナンスが必要になります

 

 

建物に入ります扉も外構部では

 

塗料を使用したものでありましても、下部から劣化が進みます

 

 

 

 

 

拡大いたしますと、木目が良くわかります

 

 

 

 

 

以上の建築物外装部の木材の状況をご覧になられて

 

どのようにお感じでしょうか

 

 

整理いたしますと

 

ひとつには木材を外構部に使用する場合には

 

太陽光や雨が直接当たりにくいように工夫しながら

 

木材自体がそのまま外部に露出しませんように

 

 

炭化層や塗料などで保護することが必要であり

 

 

そのように保護いたしましても

 

やはり長年のうちには木材内部に劣化が及んできますので

 

それを避けるには

 

定期的な塗料の再塗布などが必要となるということです

 

 

とは言いましても外構部は面積が広く、頻繁に塗料を塗り直すのは

 

費用の点からも手間の点からも大変ですので

 

 

木材でありながら、一定期間はメンテナンスフリーであり

 

外部に薬剤などの影響が及びにくいものがあれば素晴らしいですね

 

 

本日の最後は、木造住宅と元気な植物としたします

 

 

こんな感じで、今日もスタートです

 

 

 

 

 

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