球磨杉材の良いところは何ですか 2

2018/04/23

 

住宅建材でもありますSSD材を取扱わせていただいております弊社によります

 

元、木材(SSD材)の良いところ ご説明、第2回目となります

 

 

前回(3月5日号)ようやく、木材から球磨杉材までたどり着きました

 

球磨地域という産地が明らかですので

 

もう間違うことはありません

 

 

 

 

 

と本当は申し上げたいところなのですが

 

 

木材、特に杉材は含水率が高いために

 

皆様が使用されるまでに

 

木材をしっかりと乾燥させなければなりません

 

 

この乾燥には複数の種類があります

 

 

まず、古来より使われている方法

 

太陽光や風や雨も活用する方法が「天然乾燥」です

 

製材した木材を桟積みして、自然の光や風、雨に当て

 

 

木材の含有成分を少しずつ出しながら、含水率を下げていきます

 

 

いくら暑い地域でも、夏期でも40℃にもなりませんので

 

乾燥に際して木材が最も変質しにくい方法で

 

長年使用されている乾燥方法ですが

 

 

杉のように含水率が高い樹種の場合には

 

乾燥に長期間を要しますので、多くの在庫が必要となり

 

 

木材はかさばりますので、地価が高く、広面積の確保が難しい

 

大都市域での実施は困難です

 

 

次に、45℃程度の温度で乾燥します「低温乾燥」があります

 

 

特殊な物資を用いた遠赤外線効果により

 

木材の内部に熱を加え続け、低温でも乾燥が可能になります

 

 

乾燥時間はかかりますが、木材の熱変性も最小限に留められています

 

 

乾燥温度を80℃程度に上げていきますと「中温乾燥」となります

 

温度を上げますと、乾燥時間は短くなっていきますが

 

木材の熱変性の割合が高くなっていきます

 

 

建築の場合には、様々な理由によりまして

 

計画から施工までの期間が非常に短いこともあり

 

 

このような際には木材乾燥期間を最小限にできます

 

中温乾燥以上の100℃を超えることが多い「高温乾燥」が

 

使用されることが多くなります

 

 

 

 

 

 

木材の構造は方向によって異なっており

 

水分のある場所も偏在しておりますため

 

 

 

 

 

高温乾燥を行いますと、含水率は早急に低下できるのですが

 

 

乾燥応力が発生しやすくなり

 

木材表面の割れや内部割れが発生しやすくなります

 

 

 

 

 

そうなのです

 

 

木材の乾燥には多くの種類があり

 

この4タイプやそれらの混合タイプもあり

 

 

木材の反りなどの変形の未然防止をするメリットを得ながら

 

割れが生じてしまうなどのデメリットを持ってしまい

 

 

乾燥方法によってメリットとデメリットが異なります

 

 

このため、木材の用途などに応じまして

 

どの方法で乾燥した木材、例えば球磨杉を使用するかを決めなければ

 

ならないということなのです

 

 

 

 

 

ところで、すみません

 

 

話はまだ次回以降に続いてしまうのでした

 

 

 

SSD(SSD材)プロジェクトメンバー

 

同カテゴリのブログ

新着ブログ