オフィスでのコミュニケーションは足りていますか?

HR総研が2021年に企業の人事担当者・責任者に「社員間のコミュニケーション不足は業務の障害になると思うか」というアンケートを取ったところ、どの規模の会社でも「大いにそう思う」「ややそう思う」と答えた割合が90%を超えることが分かりました。(※1)
同アンケート内で「社内コミュニケーション不足はどのような業務において障害となると考えているか」と質問したところ、「迅速な情報共有」「部門間・事業所間の連携」「業務中の気軽な相談・質問」という意見が多く挙げられました。
コミュニケーションが不足すると業務の障害になると捉えている企業が多いことから、そのための対策を考えたオフィスづくりが今後必要となってくると考えられます。
そこで今回は紅中が今までに行ってきたオフィス改装の中からコミュニケーションが活発になるように取り入れたポイントを4つご紹介します。
コミュニケーションが活発になるポイント4選

デスクワークをしているとパソコンに視線がいっているので少し下を見ていることが多く、社員同士の目線が合いにくくなってしまいます。そこで、ハイカウンターを取り入れてみましょう。ハイカウンターで仕事をしていると立っている人との目線の高さが近づくため目が合いやすくなります。すると側を通った人や出勤してきた人、社内を歩いている人とちょっとしたコミュニケーションが取りやすくなります。
また、コーヒーメーカーやウォーターサーバーの近くにハイカウンターを設置することでコーヒーを入れている短時間にも社員同士のコミュニケーションが生まれるきっかけになるでしょう。
(参考写真/ネクストアイ様オフィス)
マグネットスペースとは
”マグネット”という言葉の通り、磁石に引き寄せられるように人が集まる空間のことを指します。場所や時間を決めて集まるのではなく、休息や用事などで「人が自然と集まってくる空間」であるところがポイントです。

ロッカー
個人の荷物を入れるロッカーを設置する事で、出勤時や退勤時のコミュニケーションが生まれやすくなります。軽い挨拶がきっかけで最近の仕事状況を話すことができたりするのでおすすめです。

ゴミ箱
オフィスに設置するごみ箱の数を減らし、一か所にまとめることで自然に人が集まる場所にすることが出来ます。1日になんどか使用するため他の部署のメンバーとの会話も生まれ、自然なコミュニケーションが実現します。
(参考写真/JBCC様オフィス)
オフィスのフリーアドレス化をすることで固定席ではなくなり、毎日違う席で仕事をすることが可能になります。違うチームの人や普段なかなかコミュニケーションの機会がない人が周りに座ることも増えるので、新たなコミュニケーションが生まれるきっかけになるでしょう。
通常のオフィスチェアを使用した大きなテーブルの他にソファー席やハイカウンター、小上がりなど様々なバリエーションの席を用意すると毎日の選択肢が増えるので”フリーアドレス”をうまく利用できます!紅中のなんばオフィスにあるキャンプ仕様の席のような変わったブースを用意するのも気分転換になるのでおすすめです!

新大阪オフィス

JBCC様オフィス

なんばオフィス

フローアドレス化とは言っても個人で集中したい!という時間や今日はチームで固まって仕事をしたい!などの要望は多いかと思います。なので大きなテーブルばかりにするのではなく個人ブースを設けたり、2~4人掛けのテーブルを用意したりと作業ブースにもメリハリを作ることが大切です。
「そんなにたくさんスペースを設けることができない、、、」というときは可動式のパーティションなどの仕切ることができるものを用意しておくと、その時の状況に合わせて空間を変化させることが可能です!
【参考資料】