ビジネスの種
2024.01.25 UP

フローリングの樹種選び
特徴をおさえておこう!

皆さんは何を基準に床材を選びますか?新築でもリフォームでも床材選びは家づくりの第一歩です。

マイボイスコム株式会社が行った『住まいの床』に関するインターネット調査 で”理想とするリビングの床材”を聞いたところ、57%の方がフローリングと答えました。その内、7割弱の方が現在もフローリングを利用しているという結果が出ました。
やはりお家の床材はフローリングが人気だということがわかりました。では、木質フローリングにしよう!!と決めたいところですが、木質フローリングには様々な樹種があり、そこでも迷ってしまいます。
そこで今回は木質フローリングで人気の樹種についてご紹介します。

 

樹種紹介

オーク(ナラ) / Oak

オークは「美しい樹」を意味するラテン語のQuercus(クェルクス)という学名を持っています。日本ではナラの木と呼ばれており、どんぐりのなる木としても馴染み深い樹種です。古くから良質な家具や床材、建材、船材などの材料として世界中で使用されてきました。腐朽に強く、耐久性が高いことも特徴のひとつです。力強く鮮やかな木目が魅力で、一本の丸太でも取る方向や面でいろいろな木目の表情を楽しむことができます。

ハードメープル / Hard Maple

メープルは別名「カエデ」と呼ばれ、カナダ国旗やメープルシロップの木としてよく知られています。北米では生活道具や家具などに多く使用されてきました。優しい乳白色のようなメープル特有の色合いが美しく、重厚な木肌が心地よい質感を生み出しています。無垢の木らしさが表れる樹種のひとつです。

ブラックチェリー / Black Cherry

海外では桜として親しまれているブラックチェリー。高級家具に相応しい、美しい表面の仕上がりが特徴です。使うほどに木肌が褐色に磨かれていき、艶感が出ることから経年美化が楽しめる樹種としても人気です。

ブラックウォールナット / Black Walnut

世界三大銘木のひとつのブラックウォールナット。ウォールナットと樹種は同じですが、メーカーによって違う表現がされていることがあります。木目の濃淡や表面の落ち着いた色合いが高級感を生み出します。

アッシュ / Ash

美しい木目の模様が特徴のフローリングです。タモは野球のバットにも使用されるほど強靭で耐久性のある木材です。衝撃吸収力が高いためフローリングに使用しても体に負担をかけない優しい素材です。

ヒノキ / Hinoki

強度や耐久性が優れることから建築材として重宝されています。特有の芳香と光沢が特徴で古くから鴨居や敷居などの和風造作材に用いられるなど現在流通している木材の中でも欠くことのできない優良材です。

サクラ(カバノキ) / Birch

春に花を咲かせる桜ではなく、バーチとも呼ばれるカバノキ科の樹木であるサクラ。高い強度と耐水性、美しい光沢、優しい木目など良い性質を多く持つため幅広い用途に用いられます。個性的な表情も特徴です。

栗 / Kuri

建築材料や家具材として用いられるなど、重硬で耐久性が優れていることが特徴です。はっきりと表れる年輪が美しく、経年変化で深みのある色になり落ち着いた重厚感のある空間を演出することができます。

今回はフローリングを選ぶときに気になる樹種の特徴をご紹介しました。
色合いや木目が樹種によって異なるためお部屋のイメージに合うものをお選びいただく際に参考にしていただければ幸いです。

参考文献

※1:マイボイスコム【住まいの床】に関するアンケート