「オフィス」に対する価値観
近年ではオフィス以外にも自宅やシェアオフィスのような場所からのリモートワークが定着しつつあります。働く場所が特定に限られず自由に選択できるようになりました。
そんな中「オフィス」というものの価値観はどのように変化しているのでしょうか。
株式会社オカムラが3000人のワーカーを対象に行った「コロナ禍後に働きたいと思う場所」についての調査(※1)によると、働きたいと思う場所として「オフィス」「自宅」、「シェアオフィス」の順に回答者の割合が多くなりました。リモートワークが進んでいる現在でもオフィスで働きたいと思っているワーカーが半数以上いるようです。
どこでもリモートワークができる状況の中で出勤したいと思えるオフィスはどのようなオフィスなのでしょうか。
紅中では実際オフィスで働く方が何を求めているのか、どのような環境や設備が必要なのかご要望をお聞きしながら空間づくりのお手伝いします。
今回はネクストアイ様のオフィス改装事例についてご紹介します。
時代に合わせたオフィス
近年ではどの会社でもテレワーク化が進んだこともあり、固定席があるオフィスが少なくなったように感じます。
個人の固定席を設けないことで、それぞれの社員の荷物が減るためいつでも簡単にオフィスのレイアウト変更が可能です。今までのように個人席に一人一台デスクトップを置くこともなくなり、空間が広くすっきりとしたように感じることができます。
また、完全フリーアドレスの席にすることでその日の気分によって使用する席を選ぶことができ、毎日新鮮な気持ちで仕事をすることができます。
フリーアドレスの席では他部署や他のチームの人とデスクを共にする機会が増えることで社内コミュニケーションの活発化にもつながります。部署の垣根を越えて会話をすることで思いもよらないアイデアが浮かぶかも、、、!?
ハイカウンターや窓に向かう席など多様なスペースを用意することでひとつのオフィス内でも気分転換ができます。
たまには窓際の席で景色を見ながらリフレッシュなんてこともできちゃいます。
空間を分ける
カーペットで分ける
会社の顔になるエントランスにはコーポレートカラーに合わせた黄緑のアクセントカーペットを使用しました。
黄緑色とは対照的な少し暗めなシートを全体的に貼ることでゾーニングの効果が見られ、メリハリが付きます。
カーペットの貼り方や組み合わせ方ひとつでがらりと雰囲気を変えることができるんです。
ボードで分ける
打合せコーナーは周りとの空間を分けるために吸音ボードを使用しました。
個室にして完全に隔ててしまうと閉鎖感や緊張感が出てしまいますが、あえて目線の高さより少し高いハイパーティションで仕切ることで丁度良い解放感を出すことができます。
抜け感を出すアイテム選び
ガラスのパーティション
会議室に使用したのは全面ガラスのパーティション。多くの光を取り入れることで部屋を明るくすることができ、解放感が感じられるため空間を広く見せることができます。また、スタイリッシュな雰囲気の演出にも一役買ってくれます。
とは言え会議室なので人目が気になることもありますよね。そんな要望を叶えるのが中間部のスモークのガラスです。パーティションを使用することで閉鎖感を覚えてしまうこともありますが、素材の組み合わせ次第で抜け感を出すことができます。
今回の改装では全体的に黒色や紺色を使用することで統一感を出すだけでなく、スタイリッシュで高級感のある雰囲気をつくり出しているのも特徴です。
コンセプトによって色や素材を使い分けることで様々な顔を見せることができます。オフィスや企業様のイメージに合わせてヒアリングを丁寧に行いながら一緒に空間を作り上げています。
自社オフィスの改装も行っていますので、是非一度足をお運びください。お待ちしております。
参考文献
※1オカムラ:働き方・働く環境の変化に対する調査/2021年