ウッドショックで木材の入手が困難に
2021年3月頃から「ウッドショック」という言葉を多く耳にすることが増えました。
ウッドショックとは、主に木造住宅に使用される柱や梁用の木材の需要が供給を上回り、木材の不足が続いたことで起こった「木材価格の高騰・急騰」のことを指します。
新型コロナウイルスなどの影響で、アメリカや中国における新築住宅やリフォームが増加したことで木材の需要も急増し、木材の輸出が減少しました。
木材の多くを海外からの輸入に依存していた日本は、世界的な需要の高まりに影響され、木材の入手が困難になり、価格の高騰も続いています。
お客様の声を形に
建築資材も入手が困難に
ウッドショックの影響で建築に使われる木材の入手も困難になり、建築が予定されていた住宅でも、着工が遅れるといった影響が出ています。
また、価格の面においては2020年12月と2021年9月時点での価格を比較すると、
木材・木製品・林産物全体の輸入価格は69%の上昇、加工前の丸太は23%の上昇、合板は49%、集成材:149%(2.49倍)の大幅な上昇と、全体的に大きく上昇していることが分かります。
お客様の声をヒントに商品化
この影響で、木造や鉄骨造に必要な部材の1つである「間柱」に多く使用されるホワイトウッドの入手も困難になった、というお客様の声を多く耳にするようになりました。
間柱は壁の下地として立てられる柱であり、木材としての見た目の良さはあまり求められません。
そこで、合板の加工を行っているアラセで何か役に立てないのかと考えた結果、このような商品が生まれました。
【合板 間柱】
商品全体
(左:針葉樹 右:ファルカタ)
木口
(左:ファルカタ 右:針葉樹)
表面
(上:針葉樹 下:ファルカタ)
- 概要
- 合板 間柱
- 商品サイズ(㎜)
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27×105×3000
30×105×3000
45×105×3000
その他サイズもご要望に応じて製造可。
- 樹種
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針葉樹
ファルカタ
- その他
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F☆☆☆☆対応可能。
継ぎ目はバットジョイントとなります。
10トン車単位対応。
アラセの技術でニーズに応える
B品をA品に
アラセでは、いわゆる「B級品」と呼ばれる不揃いの合板やロットアウト合板を仕入れ、A級品に加工再生して販売する、「合板のリサイクル」を行っています。
安全・安心を提供
B級品を加工再生していくうえでクオリティが低いことは許されないという考えのもと、国土交通大臣認定の取得はもちろんのこと、高品質・低コストを実現した商品を加工・販売しています。
株式会社 アラセ
- 堺工場
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大阪府堺市美原区木材通1-11-21
TEL:072-247-5750
FAX:072-247-5504