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2026.01.06 UP

tokonoを築く日々
― 国産材家具ECの立ち上げ、その裏側 ―

家具ECサイト「tokono」は、若手中心のメンバー3人による新規プロジェクトとして立ち上がりました。
国産材という扱いの難しい素材をテーマに、家具の知識もECの経験もない中で、ゼロから企画を練り、構築を進めてきました。「紅中でやったことがないこと」に悩みながらも一歩ずつ前に進んできたこのプロジェクト。
その過程には、試行錯誤の連続と、チームとしての成長がありました。

前回記事も併せてご覧ください

tokono公式ホームページはこちら

プロジェクトの始まりと、チームの想い

 

ーー「tokono」の立ち上げについて聞いた際に思ったことを率直に教えてください。

A:私は本当に驚いて戸惑いましたね。ECも立ち上げたこともないし、SNS関係も得意ではなかったので「EC課で私が貢献できる部分ありますかね、、、」と不安を口にしていました(笑)
テーマもなく「自分たちで一から考えてください」という指示だったので結構頭を抱えましたね。


H:
私は新しいことが好きなのでたのしみでしたね。
今までも国産材や家具に関わる仕事をしていた経験があったので、その知識を活かせたらいいなという風に思いましたし、実際に今活きていると思います。

 

M:私は逆に不安はなかったんですよね(笑)
入社1年目では図面を描いたりする部署にいて、他の同期とは全然違う仕事をしていたのでこれから後輩ができたときに教える立場になって何を教えれるのかとざっくりした不安があって。そのタイミングで「新しい部署で新しいことをやってください」と話をいただいたので逆にプラスに捉えられたところもありました。また新たなところで頑張ってみようと前向きになれましたね。
メンバーの年齢も近いチームだったので、馴染めるかなとかの不安要素も少なかったです。

 

画像左から、Aさん、Hさん、Mさん

 

ーーECサイトの構想はどのように進んでいったのでしょうか。

H:何をしよう。何を売ろう。って考える時間がとても長かったですね。コンセプトも詰めていくまでに半年以上はかかりました。

A:でも、「家具、インテリアを中心に扱いたい」という方針はすぐに固まりましたね。3人とも家具が好きだったので。

M:tokonoならではのポイントを考えた時に、ストーリーも一緒に届けたいねってなって。作り手の想いや樹種のことも知ってもらって選んでもらえるサイトにするにはどういう表現をしたらいいのかなどもたくさん考えました。

A:ゼロからスタートして真っ白の状態から、協力していただける方たちとたくさん出会って、やっとここまできたんだなと実感しています。

気づきと苦労

 

ーーtokonoオープンに向けて作業していく中でみなさんが気づいたこと・感じたことを教えてください。

A:私は元々、頭に中にあるものを形にしていくという作業が好きなんです。「こんなサイトがあったらいいな」「こんな雰囲気のショップがあったら最高だな」っていう自分の頭の中の想像を、どうしたら実現できるかという部分を落とし込んでいって、相談しながら作り上げていくことがたのしいです。
今後もっとお客様の目に触れて、フィードバックをいただけるようになってきたらさらに実感がわいてもっとたのしくなるんじゃないかなって思っています。
  

H:苦労したこともいっぱいあったけど、何より本当にたのしいんですよね(笑)
前の部署でも家具を作る仕事をしていました。その時は先方から注文いただいたもの、決まったものを作るっていうことが多くて。その中で自分なりの工夫をしていかに良いものを作るかを考えてきましたが、完全オリジナルってものに憧れる気持ちはありましたね。
そんな中でも国産材に関わる機会は多かったので、国産材のオリジナルブランドを会社の新事業として立ち上げたいという野望は以前からあったんですよ。なので、それを叶えることができるチャンスをもらえたことにとても感謝しています。
0から構築するということもそうだし、これから先オリジナル商品を開発するっていう経験も得られる、そういうのも自分の経験値になると思うし、それで誰かお客さんが喜んでくれたりっていう経験ができたら、1つ社会人として自分がやりたかったことは成し遂げることができるのではと思っています。
  

M:とにかく全部が新鮮です。サイトができていく過程が見れるということが純粋にたのしいなと思っています。私もネットショッピングをするんですけど、どんな仕組みになっててどこが大変なのかとか普段考えたこともなかったところに注目するようになって。コンセプトを考えてそれに向かって商品選びだったりサイトの作り込みだったり、、、とにかく今まで知らなかったことを知っていくことがおもしろいなと感じています。
みんなで話し合って考えたものが形になっていくことが今はたのしいと感じています。

ーーでは、一方でどんなことに苦労しましたか。

A:とにかく正解がない問いに対してずっと向き合い続けることが大変だと感じています。
経験から導き出せるものがなく、自分の考えているもの自体が正しい方向なのかわからないままだったので人に「これでいきます!これがいいです!」と伝えるまで中身を練り上げていく作業がとにかく大変でした。
ゼロイチってこんなにも難しいんだということをまだ今でも実感しながら向き合っていますね。
 

M:私もとにかく”分からない”が多すぎて頭を悩ませました。
最初は正解がないから逆にやりやすいのでは?と思っていたんですけど、進めていくとどこをゴールにしてやっていけばいいのかが分からなくなってしまうことがあって。
新しいことを考える中で、自分の中のクリエイティブな部分を見つけることに時間がかかりました。
  

H:立ち上げまでは苦労よりたのしいと思うことが多かったので、これからtokonoをどう大事に育てていくかってところが頑張り所なのかなって思いますね。

 

ーーAさんは2年目で責任者という立場になり大変なことも多かったと思いますが、、、

A:そうですね。正直プレッシャーは大きかったです。
新規事業なので社内に相談できる人もなかなかいなくて、、、でも、メンバーや他の部署の方に頼りながら一緒に、とにかく前に進んできたって感じですね。
2人とも一緒に並んで進んでくれるので助かっています。

未来を考える

 

ーーみなさんがtokonoを通じて想像する紅中の”これから”とはどのようなものですか。

A:社内に新しい明るい光が差せばいいなと思っています。何か紅中が良い方向に進むきっかけになっていきたいです。
お客様にも「紅中また新しいこと始めたな」と思っていただいているのではと思います。
近年だとNEWVOT³もそうですが、紅中は業界では比較的珍しい取り組みもしているのでもっといろんな方に知ってもらって「紅中はこんなこともできるぞ!」と示せるようになりたいなと思っています。
 

H:社内の雰囲気も良い方に変えていけたらいいなと思っています。tokonoが紅中の新しい風になるようにしていきたいです!
 

M:実際にお話を聞きに行って細かいところに職人さんの想いが込められているということを実感したので、その部分を発信することでファンになってくれる人が増えたらいいなと思っています。そして、tokonoを通じて紅中のこともさらに知っていただけると嬉しいですね。

「tokono」は、まだ始まったばかりのブランドです。
私たちが目指すのは、ただ家具を販売することではなく、国産材の価値を正しく伝え、暮らしに新しい選択肢を届けること。
そのために、情報発信や商品開発を続けながら、事業としての成長も着実に進めていきます。

家具を通じて、日本の木の魅力を広げること。
それが、tokonoの使命であり、私たちの挑戦です。
これからも、より多くの人に「木と暮らす心地よさ」が届きますように。