Canaeruで何をカナエル? Canaeruの企画担当の方々にお話をお聞きしました!
今回ご協力いただいた方々
”Canaeru”ブランド化の立役者
松本 様
「天井高が高い部屋にも対応でき、解放感溢れる空間を実現できます!」
”女性目線”を内装に取り入れた
上村 様
「どのフロアとも相性が良いTデザインの新色がかわいらしく、取り入れやすいです!」
収納の工夫する楽しみを提案
白壁 様
「見た目にもこだわった収納システム”Canity”に是非ご注目ください!」
お客様の声をカナエル
紅中:今回のCanaeruは9年ぶりに株式会社ノダのシリーズをリニューアルしたとお聞きしました。リニューアルの経緯をお伺いしたいです。
松本:どんどんトレンドが変化してくるので定期的な改変が必要なんですよね。前のビノイエシリーズも7年程経過していたため、今回の改変の企画が立ち上がりました。
進めていく間にコロナ禍で生活様式が変化したり、ウッドショックの影響があったりと様々な世の中の変化があったので実際の販売開始のタイミングが遅れてしまった事実もありますね。
紅中:そうだったのですね。前の企画の際から今回の企画の中でどのようにトレンドが変化したのでしょうか。
松本:お施主様の思考やトレンドがかなり多様化してきていると感じています。なので今回の企画の際にはシリーズをただ単に改変するというだけではなく、しっかりとお施主様のニーズを掴んでそれを実現できるようなシリーズにしたいと企画を進めていきました。
市場調査をしていく中で世の中がかなりデジタル社会になってきて、お施主様自身もネットやSNSで情報収集をする動きが多くなっているとわかりました。また、お施主様の家のインテリアをご家族の中で誰が中心に決めているのかを考えたときに奥様の意見が強いということも市場調査で見えてきました。そのため奥様世代をターゲットにしてどのような製品、色柄が良いかということを考えていきましたね。
紅中:”女性”というキーワードが今回のCanaeruのポイントになっているということでしょうか。
松本:そうですね。実際今回の企画のメンバーは9割程が女性でした。
ターゲットにハマってもらうためにCanaeruのロゴを考える際も女性誌をたくさん見てデザインの参考にしました。
白壁:これまでのノダの製品は比較的男性的なかっこいいデザインのものが多かったんです。ですが今回、企画のチームに私や上村を含めた女性が加わったことで「見た目にこだわる」という思考が高まったのかなと感じています。
上村:なので、Canaeruでは”女性目線”も是非注目していただきたいですね。
Tデザインの2色の新色
元々あった単色の2色は少し男性寄りの雰囲気もがありました。世の中でグレージュというものがかなりスタンダードになってきていましたし、木目のないドアはどのフロアとの相性もいいのでグレートーンの色を投入することになりました。
グレー系の色の候補は明るめな色から淡いミルキーっぽい色までたくさんあった中で、社内でアンケートを何度か取って、皆さんから一番受け入れられると感じた2色を追加することとなりました。(上村)
紅中:アンケートは男女ともに取られたのでしょうか。
上村:最初は男女ともにアンケートをとりました。男性の方がスタンダードで保守的な色を選ぶ一方で、女性は少し冒険するような色を選んでいる傾向がありましたね。
そのなかで、今回は女性好みの色を取り入れたいという気持ちがあったので最終的には女性のみにアンケートを取りました。
紅中:社内アンケートで色を選ぶと生の声が取り入れることができるので面白いですね。
上村:そうですね。追加されたウォームグレーは比較的スタンダードで皆様に受け入れてもらいやすい色だと思います。
ミントグレーは少し冒険するような色ですが、目に留まるので今ではショールーム等の展示のメインになるようなインパクトのある色として受け入れてもらえているのかなと感じています。
豊富なドアデザイン
内装ドアのガラスデザインは女性目線を取り入れた点がポイントです。
Cデザインはデザイン53種にカラー9種
Rデザインはデザイン19種とカラー8種
Tデザインはデザイン8種とカラー4種
豊富な種類からお選びいただけるのできっと好みが見つかります。(上村)
紅中:どのような部分が女性目線なのでしょうか。
上村:元々のシリーズでは上部に小さな窓があるドアがなかったのですが、Canaeruでは丸窓やひし形が4つ付いたようなデザインが登場しました。
今までのような大きなガラスだけではなく個室や水回りにも使える小さなガラスが付いたデザインが欲しいなと私自身が感じていたので、女性目線として取り入れました。
紅中:小さな窓がついているデザインはかわいらしくて柔らかい印象になりますね。とてもオシャレなデザインだと思います。
松本:カフェスタイルで検索してみるとわかりやすいのですが、元々框組(かまちぐみ)のドアを使用している北欧やヨーロッパ系の空間が多く見られます。調査の中でそのような人気の空間はガラスデザインにこだわっていることがわかったので今回の框組のドアデザインに取り入れています。
紅中:今回のシリーズで取り入れられたお施主様のお声はどのようなものでしょうか。
松本:ドア枠の共通化ですかね。ドア枠をドアと同色にしたいというお施主様のお声は今も昔も根強いと思います。今回は、白と黒の枠の他に木目調の枠も用意しました。CデザインとRデザインのシートの色を質感は違えど同系色にすることによって枠の共通化を実現しました。
私達メーカー目線では、共通化されることによって製造がしやすくなり納期が短縮できるのでお施主様の元に早くお届けできるというメリットもあります。
紅中:双方にいいことをカナエルポイントですね。
では、企画担当のお三方の推しポイントを教えてください。
松本:私は「大空間」「大開口」のような天井が高い空間の需要に対応できるようになったところですね。
コロナ禍を通して家の中で過ごす時間が長くなったことで「家の中を広くしたい」「いかに快適な空間にするか」と考える方が多くなりました。その方法として考えられる天井高を高くすることや家の仕切りをどのように大きな開口にするかという需要に対し、Canaeruではハイドアへの対応やビッグハンガーウォールで実現できるようになりました。
上村:やはりTデザインの新色2色ですね。
色味はもちろんですが、木目のないドアというバリエーションが増えることで、インテリアの選択の幅も広がります。かわいらしいだけでなく、どのフロアとも相性がいいところが”取り入れやすさ”につながると思います。私はラスティックフェイスのフロアとの組み合わせが一番の推しです。
白壁:少し抽象的になってしまいますが、女性的な目線が加わったという部分ですね。
収納に関しても今回から新しく追加された「スクエアフレーム」は梯子型のフレームと木目調の棚板を組み合わせた収納は、女性の方にも「使いたいな」と思っていただける見た目の良い収納ができました。ノダの収納がグレードアップしたところも推していきたいです。
ドアに合わせたドア枠を選べる
大開口を実現するビッグハンガーウォール
スクエアフレームで見せる収納に
照明によって見え方が変化
カタログだけではわからない、よりリアルな色味や木目がわかりました。実際のリビングのような内装と調光で使用イメージが鮮明になります!
ミッドナイトブルー色のドア
展示ブースでドアのカラーに一目ぼれしました。カタログではイメージが持ちにくかったカラーも実物を見ることで印象が変わることを実感しました。
Canityのプラスアイデア収納
自分の家に欲しいニッチな収納が私のおすすめです!実はロングセラー商品だとお聞きしました!ぜひご注目ください。
紅中:今回はCanaeruの企画担当のお三方に興味深いお話をお聞き出来て楽しかったです。ありがとうございました。
松本:Canaeruを企画したとき、その製品を使うことでどんな良いことが起きるのか、お施主様がどのような体験で喜んでいただけるのかという風に人柄や起きる事柄をイメージすることから始めました。
カタログも使用している空間や状況を想像していただきやすいものになっていると思います。
紅中:多くの想いと考えが詰まっていることを教えて頂けたので、もう一度カタログも見てみようと思います。
松本:今回は”プラスラボ”と称してお施主様にノダのファンになってもらえるような付加価値を提供できる製品も追加しました。
現物を見てみないとわからないところもたくさんあると思うので実際にショールームで見ていただいて気に入っていただければ幸いです。
紅中:まさに「百聞は一見に如かず」ですね。是非みなさんにもショールームに足を運んでいただきたいですね!