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2026.01.26 UP

【連載5/5】
徹底的に人と向き合う
紅中独自の採用スタイル
~人事課長インタビュー編~

前回は、入社後1か月間にわたり実施される新入社員研修についてご紹介しました。
連載第5回目となる今回は最終回!人事課課長のCさんに、新卒入社で人事のお仕事を担当されるようになった経緯や、仕事への想い、今後の目標などについて伺いました。

Cさん自身の、紅中との出会いについて

 

VENICHU MAGAZINE編集部(以下、VM):まず、Cさんが紅中を知ったきっかけを教えてください。

Cさん:はじめの接点は、中小企業が集まる合同説明会でした。
中小規模の企業で働きたいという思いが元々あって、そこではじめて紅中の話を聞く機会がありました。
当初はあくまで複数ある候補のうちの一社だったんですが、後日大学内で開催された合同説明会にも紅中が来ていて、「あの時話を聞いた会社だ」と気になって再度接点を持ち、そこから選考に入っていったという感じです。

 

VM:偶然が生み出したきっかけだったんですね!少し話は前後しますが、元々中小規模の企業で働きたいと考えていたのはなぜですか?

Cさん:同期が100人もいる、というような環境が自分の中で想像がつかなかったんですよね(笑)
それだったら数名の仲間がいる程度の規模がいいし、大企業で数え切れないほど社員がいる中の一人ではなく、しっかりと会社の中で自分の存在が確立されるような環境で働きたかったんです。

 

VM:働く上でのイメージがご自身の中ではっきりされていたんですね。他社の選考も受けたと思いますが、その中で紅中を最終的に選んだ決め手というのは何だったのでしょうか。

Cさん:結論から言うと、納得感が一番あったからです。
これは今でも変わらないことですが、当時も紅中は「総合職(主に営業)」という募集の仕方をしていました。面接を受ける中で、配属先は概ね営業職と言われながらも「自分は営業をするのは違う気がする‥」と内心迷っていたんですよね。
でも会社自体には興味を持っていたので、そのまま選考は進んでいたんですが、社長面接の際にこの迷いを正直に伝えたんです。「営業職として外に向けて最前線でお仕事をしていくより、会社で働いている人たちをサポートするような、間接・管理部門の仕事の方が興味があるんです」と。

ちょうど私が入社する年から紅中では採用人数を増やし始め、採用活動を強化させていました。当時は上司が一人で採用担当をされていて、人手が足りなくなってきていたそうなので、タイミングがたまたま良かったんでしょうね。
社長から「総務や経理など、営業以外にも会社を支える部署があるから活躍の場はたくさんある。採用の仕事は興味ある?」と打診していただいたんです。社長とお話しする中で、自分がやりたいことがやっと見えたという感覚で、この会社だったら納得して働いていけると感じ、紅中に決めました。

課長になるまでの経緯と管理職の働き方

 

VM:元から人事志望だったというわけではなく、面接の中でご自身の進みたい方向性に気付かれたんですね!社長自ら”徹底的に人と向き合う”精神を体現しているようなエピソードに感じました。
実際に入社されてからのお仕事はいかがでしたか?

Cさん:当時はまだ人事課という課がなく、総務と人事が同じ「総務人財開発室」という部署になっていて、歴代そこのベテランの社員の方が一人で採用担当として採用活動をおこなっていました。
主に大学の合同説明会で、縁のあった学生の中から選考を進めるという手法を取っていて、就職ナビサイトにも登録していなかったので、「まずはナビサイトには登録すべきだと思います」と提案するところから始めていきましたね(笑)
人事課としてひとつの課になったのが、2024年からです。

 

VM:Cさんが人事課長になられたのも人事課ができたタイミングでですか?当時は他にも20代女性で管理職になられた方はいたのでしょうか。

Cさん:そうですね。2024年に大きな組織変更があり、総務と人事が切り分けられたんです。その際に私が人事課を任せてもらうことになりました。
当時20代女性で課長職に就いたのは、私の他にも2名いますね。私の場合は人事の仕事をメインで受け持っていたという背景があったので、抜擢されたんだと思っています。

 

VM:管理職になられて、大変だったことはありますか?

Cさん:‥いっぱいあります(笑)
そもそも管理職とは、というところから模索しながら進んでいっている感じではあります。
人事課の課長ということになると、会社全体の人を見ることになりますよね。全体を見ることに関して、社長はよく「視座を高めなさい」と仰るんですが、まだ自分の中で高まりきっていない分、どの立ち位置で色々な役職の方たちと接すればいいのか、今でも難しいと感じるところはありますね。
これまでも人事とは言え、一採用担当者としてどちらかと言うと採用活動にフォーカスしてきましたが、人を見る仕事全般となると、人それぞれに抱える事情があり自分の価値観だけでは考えられないことが色々起こります。そこが本当に難しいです。

人事の仕事のやりがいや大変さ

 

VM:多々難しさもある中で、人事のお仕事のここが面白いと感じる瞬間はありますか?

Cさん:人の変化を長い目で見ていけるのは面白いなと思いますね。
主に採用に携わる中で、「この子は入社当時こんなタイプじゃなかったのに、すごく頑張るようになったな」というような気付きがあるんですよ。
上司部下という関係ではないからこそ人をフラットに見ることができて、その人の「らしさ」が見えるようになってくるのは、人事の面白みなのかなと感じますね。

 

VM:人事のお仕事のやりがいがよく伝わってきました!逆に大変なところも聞かせてください。

Cさん:何をするにしてもスパンが長いことでしょうか。
採用活動も採用するだけがゴールではなくて、その後活躍してもらうためにはどのような教育をすべきなのか。組織にも関わってくることなので、この先の未来のことも同時に考えないといけない部分もありますし、正解がない分、何をもって成功とするのか失敗とするのかが量りにくいですね。
立てる目標も3年、5年かけて達成させるような規模感ですし、会社のルールや体制を変えるとなると、それが最終的に機能するようになるには何年かかるんだって思ったりもします(笑)
ひとつの案件が完了するという感覚がないまま、ずっと終わりのないものを追いかけている感じです。

 

VM:もうそのようなお仕事の進め方や働き方には慣れましたか?

Cさん:そうですね。私の場合は人事の仕事しかしてこなかったので、「そういうものだ」という認識でいますが、営業から人事へ異動してきた人は結構しんどい部分もあると思います。今年の採用人数は何名、などといった目標数値は一応ありはしますが、その質をどこまで求めるのか。何をどのレベルまでやるかは全て自分で決めて行動しないといけないので、働き方のギャップは感じると思いますね。
ただ、私は営業の方の話を聞いてそれを学生に向けて話すことしかできないですが、実際に営業をされていた方だと話せる内容も説得力も違ってくるので、そこはとてもありがたく感じています。

今後の目標について

 

VM:紅中の採用スタイルの強みや、足りない部分はどんなところだと感じていますか?

Cさん:一人一人にしっかり向き合い、寄り添ってあげられるところは強みですし、こだわっている部分ですね。選考中は、紅中に来てもらいたいという気持ちはもちろん一番に持ちつつも、お互いに納得できる結果を導けるようサポートをさせてもらっています。
足りない部分となると、採用コンテンツを増やしていっているとはいえ、充実している企業に比べたらまだまだ足りないと思っています。動画資料や配布資料など、会社理解を深められるようなコンテンツをもっと豊富に提供できたら学生にとっても有益なのは理解していますが、現状は自分たちでどれだけ伝えられるか、まだまだ人力に頼っている部分が大きいと感じますね。

 

VM:新入社員からも、紅中を選んだ一番の決め手となったのは人柄という意見も出ていますし、人の力で実際に効果が出ている分、バランスが難しそうですね。

Cさん:そうなんですよね。WEB上で完結できたり、詳しい資料があったりすればもちろん便利ではありますが、やっぱり温度感や空気感を伝えるのは難しいので‥本当にバランスが大事ですね。
中途採用に関してはこのような資料があるに越したことはないんでしょうけど、新卒採用は”どんな人と、どんな環境で働くのか”が一番気になるところだと思うので、雰囲気を伝えられるのはやはり人を通してでないと難しい部分もありますよね。

 

VM:もっとこうしていきたい、〇年後はこうなっていてほしいなどの理想像はありますか?

Cさん:採用に関して、入り口の部分は充実しつつあるので、その先の育成や教育の部分に課題がまだまだあると感じています。今、定例的に実施しているのが新入社員研修と、1・2年目合同でおこなう夏期研修ぐらいなんですよね。3年目からは各部署に任せてしまっているのが現状なので、入社後に学ぶ機会をもっと増やし、「何年後はこうなりたい」という自身の将来のビジョンが見えるようになるようなサポートをしていけたらと考えています。
新入社員には手厚い対応をしていると思いますが、ある程度一人で仕事を進めていける頃になると個人に任せてしまっているので、私自身も迷って体験してきた分、そこのサポートは必要だと感じますね。それぞれが、目指すものが明確に持てるような会社になったらいいなと思います。

全5回にわたり、紅中の採用についてご紹介してきました。
一人一人と徹底的に向き合い、伴走する姿勢が一番の強みであり、こだわりです。
当記事を読んでいただき、採用活動のノウハウについて興味をもってくださった人事担当者様からのご相談もお待ちしております!一緒に解決への道を探すお手伝いをいたします!
連載にお付き合いいただき、ありがとうございました。