こんにちは!ご無沙汰しております。
大阪第二営業所の木下です!
今回は、
『木下優奈の熊本出張日記。』~1日目~
9月10,11日に弊社で取り扱いのあるSSD(国産乾燥木材)の産地の視察に伺いました。
弊社のSSDプロジェクトは、
・衰退した林業の発展
・森林保全
・低炭素社会
この3つの実現に向けて一気通貫流通システムを構築し、プロジェクトに取り組んでいます。
1日目は、湯前木材協同組合・九州横井林業㈱へ伺いました。
↑こんなに丸太が並んでいるところを初めて見て興奮しました!
↑こちらの窯がSSD熱処理装置です。
丸太の状態で水蒸気の10倍以上の熱伝導率を持つ燻煙ガス使用して、熱処理をすることにより、
反り曲がりの原因となる内部応力を緩和し、高温乾燥による内部割れを防いだ製品を製造しています。
↑製材工程の見学です。
SSDの丸太状熱処理方法を施すことによって…
SSDは含水率の高い丸太のまま熱処理を施してから乾燥に入るため、
内部応力が緩和されており、芯去り材でも、反りや曲がりが少ない。
(通常の乾燥法は、内部応力を緩和していないため反りや曲がりがある。)
そして、内部応力の緩和により、反りや曲がりを少なくしているため、
芯去り材の採取が可能であり、芯去り材は芯持ち材よりも、節も少なく綺麗で強度がある材が取れる。
このように丸太状熱処理で内部応力を緩和することにより
大径木を無駄なく活用することができ歩留まり率の高い製品を作り出すことを可能としました。
今回の視察で、SSDがどのように製造されているのか、文章だと想像しづらい部分が
実際に産地を視察することで、より理解が深まりました。
今後、SSDを提案できるように知識を身につけるためのよい1日となりました。
2日目は、次回の日記でお伝えしたいと思います!お楽しみに~!