杉木口スリット材7  三つの働き

2019/08/23

前回、杉木口スリット材には

 

仮道管という小さい孔が全面に並んでいます木口部が多いために

 

普通の木材よりも圧倒的に高い調湿機能があることを

 

 

また、杉材であるために

 

二酸化窒素の高い浄化機能があることをご紹介いたしましたが

 

 

本日はこの二酸化窒素の浄化には二種類のものがあり

 

すなわち、全部で三つの働きがある

 

 

以上のご説明となります

 

 

杉材が高い二酸化窒素浄化機能を持ち

 

 

とりわけ、切株の断面と同じ木口面が

 

高い浄化機能を持っていますのは

 

 

主に木口面から杉材内部にある精油が徐々に放散され

 

あるいは周辺の空気が杉木口スリット材内部に吸い込まれ

 

 

杉材内外で高い二酸化窒素浄化機能を有する杉精油と

 

二酸化窒素が反応するため

 

 

であると考えられています

 

 

それでは、杉木口スリット材を長い間使用し

 

杉材内部の精油が木材の外部に放散され

 

 

その結果、木材内部の精油がほとんどなくなり

 

外部に放散されなくなるとどうなるのでしょうか

 

 

 

 

 

古い杉材の二酸化窒素浄化機能についての研究によりますと

 

 

新しい杉材よりも浄化力は下がりますが

 

古い杉材においても二酸化窒素浄化力はなくならない

 

 

ことが明らかになっています

 

 

杉木口スリット材の機能は

 

二酸化窒素浄化機能も含めて

 

 

長く活用することが可能ですね

 

 

 

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